
終わらない夏
時間がとまってくれればよかった
とまらないのが時間だとわかっていたが

暑いな なのに空があまりに青くて
立ちどまって空を見上げスマホを向ける
そんな時間ないのに


一気にかけ上がれってんだ
時間ないってわかってるんやろさ

その先に待っていたものが何だったのか
信じたくなかった
けど目の前の現実は 夢であってと思いたくなることもないぐらい 目の前の現実は
目の前にあったのです
まにあわなくてごめんな
ひとりで逝かせて ごめん
精一杯やったから悔いはないと…
ひとりで逝かせてごめん
闘病おつかれさまでした
あなたの息子でよかった
ありがとう
あの瞬間からもう1ヶ月
思い切り泣け
終わらない夏の時間はすぎてゆく