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鉄道とあんこ(2)

連載でもないことだし放っておいても良いようなものですが
鉄道とあんこ(1)を

ではまたいずれ

と終えていることは何となく気になっていて
とはいえ
その時何を書きたかったのか・・・

胸に手を当てて考えてみても
「いずれ」
「あらためて」
書かなくてはいけないようなことでもなかった上に

時間の経過につれて
書きたいことも変わってくるのですが
キモチが悪いので始末をつけることにします。

鉄道とあんこ(1)で

おお!
私はどら焼が好きだったのか!

と気が付いたその翌日
新宿へ出る用事があったので新宿伊勢丹に立ち寄ると
とある「進化系」だというどら焼屋さんが出店していたので
へえこんなのもいいかもね
と、嬉しく買って、ほくほくして帰宅し
家族で分け合って頂いてみたのですが

・・・うーーーーん

白あん、黒あん、限定のすじ青のりと白味噌あん
どれを食べてみても
どら焼の皮と餡が全く調和していなくて

・・・うーーーーん

これが若い世代の好みなのかしら
とも考えてみたけれど、どう考えてみても
私はこれにお金を払う意味を見出せない

と、大変がっかりしてしまったことがありました。

ここまでがっかりしてしまった理由というのが
実は先日書きたかったことにつながるのですが

今年の8月に高野山から大阪を
息子と旅していた時のことです。

予定よりも早く色々進んだので時間が余り、

お茶でも飲んで休もう

となった時、近くにあったのが阪神百貨店でした。
百貨店に入り、カフェを物色している中で息子が

そういえばここに阪神ショップがあるのでは・・・

と言い出し
(神奈川出身の夫と息子は阪神ファン)

おお!

と言ってカフェで喫茶した後、
念願の阪神ショップへ行きました。

念願の
と言っておきながらナンですが、
息子は実はグッズが欲しい訳ではなかったので
(物より観戦が好き。あとデータと分析が好き)
案の定大して買うものもなく
それでも阪神ショップ詣でが出来たことに満足して
エスカレーターで下りながら私は

食料品売り場に寄ってみよう

と息子を誘いました。
地域のデパ地下やスーパーには
その地域にしかないものがおいてあったりして楽しいので
私はどこへ行っても必ず見て回ることにしています。

すると何と!
鉄道とあんこ(1)で言及した

鹿児島のラムどらが!!!

しかも
食べてみたいと思っていた、
金沢は清香室町の金澤文鳥まである・・・

ということがあったのが今年の8月後半。


その少し前には

日本橋の三井記念美術館に行った後
東京駅に行きたかったのですが
(みはしに立ち寄りたかった笑)
乗ろうと思っていた

日本橋←→八重洲口

を結ぶ巡回バスが、思ったより疎らにしか走っていない・・・

この暑さだけど歩いた方が早いのでは

と、歩き始めたは良いものの、あまりの暑さに

八重洲口に行くにはこっちの方向で良いはずだから
影になっているここで曲がろう

と道を折れて、
ふと見上げるとそこに長崎のアンテナショップが・・・

3月に行った長崎の諫早で
森長製菓というお店のカステラを買って帰り
今までカステラも色々食べてきたけれど
その素朴な味が何だかとても気に入って

もう一度食べたいね、
あと出来れば彼杵茶も飲みたいね
(諫早の銘茶。そのぎちゃと読みます。
 風味が豊か。ものすごくおいしい)

と言い言いしていたところにこの長崎館の登場・・・

ということがあったのがこの8月初旬(だったかな)のこと。



先日
用事があった某所で
暑いので地下を通って移動していたところに

ああ!
福井のミニ物産展が・・・!

ちょうどその数日前から、私はしきりと

福井の谷口屋のおあげさんが食べたいー
おろし蕎麦に添えて食べたいー

と言っていたところに、福井ミニ物産展。
谷口屋のおあげと
鉄道とあんこ(1)にも出てきた
松岡軒の羽二重どら焼

を嬉しく買って帰り・・・

というような

食べたいものが目の前に立ち現われる

というようなことがここ数年
立て続いていたのでうっかり
その「進化系」どら焼も

これもソレに違いない

と早とちりして買ってしまったのですが
まあそれはただの私の勘違い、

玉英堂彦九郎のとら焼

のように「〇〇のナニナニが食べたい」
という形だからこそ起こったもので

どうやら自分はどら焼が好きらしい


どら焼に出会い
出会ったものを運命の出会い
にするのはちと無理があったよね
スマンスマン

というお話。

それにしても、谷口屋のおあげはおいしい
近所に売っていたら毎週買うのになあ