【#20 好き好き大好き、超】未来(いつかは)、どうしてる?
人間における「恋」はすでに「種の保存」の合理を飛び越えている。
強さを誇りより多く、より強い子孫を残そうと争う種はあれど、恋そのものに振り回され、恋によって多くの命を落とし、それでもなお恋を礼賛するのは、人間が特殊な生態であることを証明する最大のものではないだろうか。
これから先の未来、何がどこまで効率化され、合理化されても恋には勝てない。好きには勝てない。
好きは理屈だ。好きは合理だ。好きは理由だ。好きに全面降伏し、好きだからすべてに勝利する。
すべての歴史も、すべての未来を語るSFもそれらは人と恋の物語の一部にすぎないのだ。
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