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海外ヘルシーショップレポート#7
おはようございます!
海外視察先 121のショップリストからお届けする「西海岸ショップレポート」の第7回。
今日はバンクーバーに展開するヘルシーレストラン「Tractor Everyday Healthy Foods」を紹介します。
Tractor Everyday Healthy Foods
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Real food is a critical part of overall health and wellness.
きちんとした食なしには健康はなしえない。
2013年にバンクーバーではじまったファミリービジネスで、バンクーバーをベースに7店舗を展開する Tractor。
バンクーバーの街自体が狭い中に複数の店舗を展開しているので、「あ、ここにもある」といった感じで見つけることができます。
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店の印象はとても清潔感があって開放的。天井はスケルトンで高くなっています。
40席くらいで、テーブルはセルフサービスですが、カフェというよりはレストランという印象。
オープンなキッチンのカウンター越しに肉・野菜・魚・穀物・ナッツなどを使った惣菜が並び、まるでデリのようなスタイル。
その種類はとても豊富で、そして見た目にもフレッシュな感じがとても伝わってきます。
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そしてなんと、肉や野菜は目の前でグリルしてくれるんです!
グリルしてくれる食材のオプションはこちら。
・Chicken Breast (チキンブレスト)
・Albacore Tuna (マグロ)
・Braised Beef (牛肉の煮込み)
・Grilled Avocado (グリルしたアボカド)
・Chili Lime Tofu (チリライムした豆腐)
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写真は、「グリルアボカドボウル」に 2種の market side「キヌア」「レモンケール」を乗せてもらったもの。
最終的にこんな感じのサラダボウルになりました。
アボカドについた焼き目がおしゃれ! となりに乗っているレモンも見た目の惹きがありますね。
これでサラダボウル1杯1060円くらいなので安くないですか。。
最後までもりもり野菜が食べられます。
メニューにはそのほか、スープ、サンドイッチ、ホットボウルなんてのもあります。
これだけチョイスがあるのはやっぱりうれしい。
毎回いろいろ試せて飽きないし、ビーガンでも安心して利用できます。
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Traktor のコンセプトにあるアプローチとは、生産者からオープンキッチンまでのオープンな透明性です。
生産者とパートナーシップを組み、食材がどこから来ているのかをコミュニティで共有しています。
そして、可能な限り多品目のローカルで生産された食材を、新鮮さを確かにするために毎日敷地内で少量ずつ食材を調達しています。
狭いエリアにドミナントに出店しているのも、ローカルにそうしたコミュニティを作るという目的の現れなのでしょうね。
そしてやはりここでも学びのポイントは、「選べる」こと。
消費者に対して多くの選択肢を与えられていることは、日本と比べて大きく違うと感じるところですし、
たくさんの食材があって、健康への道に食は欠かせないものであるとしつつも、その道筋は1つではないということを主張しています。
ビーガンにもマクロビ実践者にもムスリムにも、
店の入り口は広く開かれているのです。
こうした店のコンセプトを支える環境として、
バンクーバーという街自体が人種的にも多様性に富んでいてオープンであるということが背景にあるとは思います。
日本にもサラダ屋さんは増えていますが、こうした裏側にあるバックグラウンドストーリー含めて、
北米をはじめ海外のブランドには社会性やスケールの大きさを感じずにはいられません。