見出し画像

災害の備えと人間性

久しぶりの投稿となり、申し訳ございません!
西之表市現地域おこし協力隊の古株?のシノキンことシノキユウコです。
同期のハルキンと始めたこのブログ、始めた当初は「書くどー!!」と意気込んでいましたが、すっかり埃を被ってしまっておりました😅
それを見兼ねた後輩「頼れるハッシー」がチャチャッと再開してくれた上にスケジューリングまでしてくれて本当に感謝です😭

早いもので、協力隊の任期も残すところあと半年となりました。
今思い返しても、あっという間の2年半でした。
今日は久々の投稿のため、移住当初と現在を色々な視点から俯瞰してみようと思います。
それではいってみましょう!!

「慣れ」という怖さ

人は良くも悪くも順応する生き物です。
来島当初は生活環境、自然環境、仕事環境、人との付き合い方、距離感、虫事情などたくさんの変化があったので、慣れるか不安でした。
言い換えればこんな私もウブでした笑

中でも「台風」に対する慣れが板についたというか、動じないというか、年のルーティンになっていることに気が付きました。

記録的な勢力を保ったままゆっくりと日本列島を北上した、台風10号「サンサン」。
台風が近づくにつれ、この台風がいかに猛烈かという情報がテレビやネットで毎日のように報道されました。
全国放送のテレビになかなか登場しない、鹿児島県の離島の様子が流れる度に地元の友人や家族から安否確認の連絡が来ました。

その心配とは裏腹に「また来たか、台風」ぐらいに思うようになってきていました。
しかし台風当日、今年の春に神奈川県から移住してきた友人が「台風が怖くて1人でいるのが不安」という連絡があり、愛犬と共に我が家に避難してきました。しかも、前日も音が怖くて眠れなかったと。

災害に対する意識レベル低下が招く二次災害

今回、友人が避難してきて自分の災害に対する意識レベルが低くなっていることに気が付きました。
台風の少し前に南海トラフの前兆では?という地震があり、その時はかなり慌てて災害対策をしたのに、台風では特に何もしない。これって何故だろうと考えた時、種子島で地震が起きることが稀で、条件反射で怖いと思ったのだと思います。

友人は「愛犬と一緒に避難できる場所はあるか」「家に被害があった場合修繕している間に生活できる仮設住宅はあるのか」など色々考えていて反省しました。
普段から災害が起きたらということを想定して色々な準備をしたり、避難場所のリサーチなど行なっておくべきだと痛感しました。

避難して来た友人と愛犬たちが我が家でくつろいでいる様子

種子島では台風の際、窓が割れてケガをするのを防ぐために木の板を窓や玄関に打ち付けたりするのが当たり前ですが、これも大家さんが行ってくれているのだと感謝の気持ちに変わりました。

災害時こそ人の度量が問われる


https://www.jrc.or.jp/about/publication/news/20210901_020612.html

災害が起きたら、誰しも自分のことで手いっぱいになりますが、普段から意識し準備をしていたら余力が生まれ、自分以外の人のことを考えられると感じました。
何が言いたいかというと、普段から予測不能な状態に陥ったとしても慌てない知識や心構え、近隣住民との良好な関係性を保つ、共助の気持ちがとても大切だと改めて感じることができました。

種子島に移住して今年で3年目を迎え、地域おこし協力隊の任期も残すところあと半年となり、ここまで種子島で楽しく生活できたのは職場の同僚や地域の方の助け、東京に残した家族のお陰だと感じています。

地域おこし協力隊の最終ミッションは「定住」と言われていますが、定住して欲しいと思われる私になることがミッションだと思っています。
残りの任期、自分の楽しさだけを考えるのではなく、周りの大切な人も笑顔でいられるように念頭に置きながら過ごしたいと思います!

現場からの報告は以上です!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?