手間要らずのはずのAdsenseは、手間要らずじゃなくなった。クソ広告のおかげで。[悪質広告チェックマニュアル付き]
ウェブメディアで広告収入といえば、Google Adsenseじゃん? ということで、地域情報ウェブメディア・西宮流 (にしのみやスタイル) がAdsenseをどう取り扱っているか、という話を書きます。
結論からいうと、もうちょっとしたら廃止するつもりです。
この記事は、儲かってない地域情報ウェブメディアを改善すべく、学んだことや試したことなどをいろいろお届けするマガジンの一部です。ウェブメディア運営のヒントが必要な方、西宮流の裏側を覗いてみたい方、ぜひマガジンをフォローしてください。応援よろしくお願いします!
私たちもGoogle Adsenseは使ってきました
私たちの西宮流 (にしのみやスタイル) でも、Google Adsenseを導入してきました。
ご存じのとおり、Google Adsenseを導入すると広告が自動的に配信されて、クリックされるだけでも収益があります。
それで毎月微々たる額ではありますが、いちおうの定期収入にはなっていました。
が、数年前から不快広告が蔓延するように
ただ、数年前からでしょうか、なんかおかしなことになってきました。Adsenseでは明らかな違法広告や、意味不明な広告が大量に出るようになりました。
中にはまともな広告もありますが、そもそも「中にはまともな広告もあります」っておかしいやん? まともな広告の中にたまにチョロっと、違法な奴が紛れ込んできやがる、ならわかるけど、意味不明広告が大量にあるんですよね。
クソ広告をブロックする手間と収益を天秤にかけてみた
違法・不快広告 (以下クソ広告と呼びます) を平気で出稿させているGoogleがおかしいのですが、いちおう、自分のサイトにふさわしくないと思った広告を自らの意思でブロックすることはできます。
読者に不快な思いをさせた引き換えに収益を得る、なんてことは私たちはやりたくないので、クソ広告を定期的にブロックするようにしました。
が、そのブロックする手間が相当なものです。定期的に「掃除」しているのですが、クソ広告は大量に圧迫するように出稿されるので、作業に半日かかったりします。
そして、掃除してもまた次の週にはクソ広告が現れる、という具合です。
そして、収益は30%近く減少しました。
クソ広告を掃除すれば収益は下がります。それは予想できることですし構わないのですが、掃除は前からやっているので、この減少はそれだけでは説明がつきません (あまり詳しくないのですが、知ってる人いたら教えてください)。
Adsenseは近い将来廃止したい (広告事業がうまくいったら)
Adsenseのメリットは、手間なく広告収益が上げられることだったはず。だから収益が微々たるものであっても、入れておく意味があったのです。
ところがこれだけ手間がかかって収益も下がる、という事態に至って、もうAdsenseを使うメリットがなくなってしまいました。少なくともウチでは。
そういうわけで、そのうちAdsenseは廃止します。
ただ、サイトの構造がAdsenseを組み込んで考えてあるので、今すぐパッと廃止できないという事情があります。
自前広告に置き換えていくつもり
先日もこのマガジンでお伝えしたように、私たちは自前の広告サービスを始めました。もし自前広告サービスがうまく受注できるようになってきたら、Adsenseを廃止した跡地を広告枠として売るのはどうだろう。
ちゃんと受注できるならそのほうが収益も安定するし、クソ広告を垂れ流す心配もなくなるから、そのほうがいいよな〜と思ってます。
そして、これは先の話ですが、広告が元々そうだったように、バナー広告自体をもっとクリエイティブに捉えて、読者が見て楽しめるバナー広告を置くようにしたらどうかな。ウェブ広告なんてウザいとしか思えない今日この頃ですが、うちのサイトくらいは、むしろ見たくなる広告を置けないかな? なんて考えていますがこの先はまた別記事で。
Adsense悪質広告チェックマニュアル、うちのですけどよかったら使ってください
それでも「うちはまだまだAdsenseを使っていこうかな」という方へ。
ぜひ、悪質広告の「掃除」だけはやってくださいね!
でも、悪質広告のブロックってどうやるん? どういうのを悪質と判断したらいいか? そもそもなぜ悪質広告をブロックせねばならないのか?
この辺りのことを社内で共有するために資料を作ったので、有料エリアに置いときますね。よかったら使ってみてください。掃除をスタッフに任せたいんだけど説明が難しくて…という方にはもってこいの資料です。
ただし、ひとつ注意点を。
どの広告を「自分のサイトにふさわしくない」とするかは、サイト管理者ごとに判断すべきことです。この配布資料はあくまで私たちの基準はこう、ということを紹介するものなので、そこはご理解いただき、ご自身で判断を働かせてくださいますようにお願いします。
配布ファイルの説明:
ファイルはPDF版とパワポ用があります。
パワポ用はGoogleスライドで作って.pptx方式でダウンロードしたやつだからたぶんレイアウトが崩れているところもあると思うけど、編集して使いたいという方はよかったらご活用ください。
やっていいこと:
このファイルは自分の会社や事業所内で共有していただくぶんにはご自由に使ってください。編集なども自社に合わせてご自由に。
やってはいけないこと:
このファイルをウェブサイトやSNSにアップロード・再配布しないでください。また、編集したものをあたかも自分が作ったかのように配布するのもやめてください。
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