季節に追い越されて行かないように

いつもの通勤路。
季節によってさまざまな花たちが咲いていている。

アパートの片隅にたくさん咲いているオレンジ色のシャーレーポピー。
塀に沿うように生い茂って黄色い花を咲かせているキンシバイ。
コンクリートの隙間から生えていた赤い、、、名前の知らない花。

それらを、次にカメラを持って歩いたときに写真に収めよう。
そう思っていたのに、気づけばきれいだった花たちは萎れてしまっている。

「いつか」

そう思っていると、すぐに機会はどこかへ行ってしまう。
季節は待ってはくれない。

今年も日々過ぎ去っていくのが早いな。

そうやって季節に毎年追い越されて行っているような気がする。
季節すら追い越していくくらいのスピードで駆け抜けてやりたいものだな。
せめて、一緒に走っていけたら。

特に最近、夏を感じる間もなく秋が来て、冬が来て、1年が終わっていく。今年こそはまず夏を思う存分楽しみたい。
水着を着たり、祭りに行ったり、花火を見たり・・・

いつも「夏」の周りの雰囲気についていけず、夏っぽいことを全くせずに季節が過ぎていっている。

いつもは避けてしまっていることを今年はやってみよう。
今年はちゃんと季節を感じて、いろんなところへ踏み出してみるよ。