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「人は2000連休を与えられるとどうなるのか?」を読んだ

「人は2000連休を与えられるとどうなるのか?」 上田啓太 河出書房新社 を読んだ。

人生に行き詰まりを感じ仕事を辞めた男・上田。至福の日々も束の間、迫りくる不安に対抗すべくもがきはじめるが――内省と実験の果てに訪れるまさかの「哲学的」展開とは?衝撃の体験談!

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前半は、いろいろな実験を見ているようで、単純に面白い。
しかし、人間のデータベースを作り始めたあたりで、ちょっと気持ち悪くなる(笑)
それが1000日目までの間。

1001~1500連休。
『鏡に向かって「お前は誰だ?」と言い続ける』あたりで、私だったら気が狂ってくるな…と思う。

1500連休~2000連休。
意識が浮遊してる感じ。
もはや、ついていけない。いや、ついていったら危険だから脳が拒否してるのかも(笑)

連休中、色々な実験をし、さまざなことを考え詰めて、なぜ自分は発狂しないんだろうと思ったがーいや発狂してただろと言われれば返す言葉もないがーまさに「いや発狂してただろと言われれば返す言葉もないが」と言える意識が残っていたから発狂しなかったのではないか。ややこしいが。

とあるが、著者を人間の枠にとどめてくれたのは、「上田のオカズランキング」を作ってくれるような杉松さんとネコのおかげなような気がする(笑)

連休は、名残惜しいくらいで終わるのが良いようで。

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