「ヤンキー君と白杖ガール」を大学の教科書にするならこう使う!(誰か企画買って!)
タイトル画像:出版社の作品紹介ページ
「ヤンキー君と白杖ガール」は学びの宝庫だ!というのと、これを大学の教科書として使えるぞ!という2本の記事を書きました。
下のリンク:学びの宝庫、という自分記事
下のリンク:大学の教科書に使えるのでは?という自分記事
それでは、具体的に一巻を講義で使うイメージを作ってみます!
まずは第一印象は大事
あまりここを読め、これを感じろ、と言いすぎると、良い子はそれだけ!になってしまいます。
何を感じるか?何に気付くか?で現在の自分達の理解や感性を知ってもらうと、その後の進行の変化を捕まえやすくなる。
Don't think, Feel
なので、まずはガイド無し。
①読んで、自分で知らなかったことをピックアップしろ
です。
箇条書きのレポートでまずは十分。箇条書きに補足を入れたい人は入れてもいいが、そこまでは最初は求めません。
その後の活用のガイドになりますので、この箇条書きはキープしてもらいます。
ここで予想されるのは、
・知らなかった事が世の中にはある
・自分はできて他人ができない事がある
・その逆も
あたりの項目が並ぶかな、というところ。
まずは情報を同じ資料からピックアップする事で、学生間の差も見えるはず。
続いて「不便」ポイントのピックアップ
世の中のサービスの多くは、「不便の解消」という価値を提供しています。いわゆる課題と解決。もちろん、「さらなる便利」もありますが、世の中、不便だらけですから、そこを考えられることは提案側に回るなら大事。
そんな視点で、まずは「不便」をしっかりピックアップできることは大切。これをやってもらいます。
その中から、「課題」を見つけさせます。
発想法やビジネスの企画推進の話では、「課題と解決」という言い方を使います。
でも、学生にとっては、課題、という単語より伝わりやすかったのが「不便」と実感。なので、課題としては「具体的な不便の内容」を箇条書きから拾って、書き直しをさせます。
②箇条書きから具体的な「不便」をピックアップしろ
です。弱視の主人公は、数々の「不便」に直面している、という内容がずーっと続くコミックなので、拾いやすいでしょう。
ここで期待するのは、事象を自分の言葉で書き直して整理させること。聞いて分かった気になる、から自分で考え言葉にする、という一つ作業を加える事は訓練の一環。
それをどう解決するのか?
課題は分かった。では、自分ならどう解決できるか?というメインイベント。
段階を踏んでいるから、いきなりこの課題を出すより具体的になります。
ならば最初にやってみれば?と思うかもしれませんが、ほぼ壊滅的に手が止まる作業なのです。それを実感してもらうために、①の段階で対策まで書かせてもいいかもしれません。ほらね、手が止まるでしょ?という検証作業です。
③不便を解消する策を書け
一度整理できてるので、書きやすくなります。
ただし、出しやすいもの、出せなかったもの、と項目が分かれます。すんなり出せたものと苦労したもの、はマーキングさせ、自分の傾向を分析しやすくしておきます。
他人はどうしたか?
物事の解決は、自分一人でできるものもありますが、力を合わせる事で成し遂げられることも。
現代のIoT系の仕事は、チームでなければ成しえないものばかり。だから、他人の意見を聴く、理解する、消化する、自分の意見を出す、刷り合わせる、結論に落す、などのプロセスは必須です。
まずは、他人の意見をしっかり聴く、という入り口を体験してもらいます。
ここで、①②③をシェアして、分析することで、自分がたどり着けなかった考えが、なぜ他人にできたのか?という「不足分」も分かります。
④人の解決法を解説してもらおう
この作業を行い、準備は終わり。そうです、まだ準備なのです。
わかった!だけではダメで、それをアウトプットするまでを体験してもらいます。
かぶせ、は大事
世の中でパクりは悪いこととされてますが、他人の意見を理解して、自分ならこうする、と思い浮かぶことは、良いサービスを作る上では重要。
大きな規模になれば自分一人では完遂できません。
他人の意見を聞いた状態で、自分なりの改良を加えるのは良いこと。また、それもスキルです。
⑤他人の意見で良いと思ったものに改良を加えてみる
この作業により、知る、の先にある「理解する」までたどり着く力を付けます。
自分の企画にまとめさせる
この一連の作業を踏まえ、自分で一つサービスを企画立案してもらいます。
企画の作り方、というのはまた別の講義が必要で、自分でも企画書の書き方も教えていますので、そちらに任せます。
⑥自分で一つの企画に仕上げろ
気付きから理解、さらに発案までを一つの形にします。
これにより、頭の中にある考えを人に伝わる形にします。多分複数コマは使いそうな作業。
出したら終わり?それでは終わらない
企画書いた!では終わりません。
結構重要な作業。
⑦プレゼンしろ
です。もちろんこのプレゼンも一方通行で説明する、ではなく、相手を例えば企業の出資担当者と仮定して、しっかりと納得していただく見立ては行います。
これで、質疑応答も踏まえて修正したものが、成果。
なんだ、半期全部できそう。
一巻を教科書にするだけで、半期分くらいなら、企画書の書き方も含めれば余裕で構成できそうです。
また、企画書も一人一つではなく、グループを作って作業させることで、集団作業の訓練もできます。全員のプレゼンをやらせるとめちゃくちゃ時間がかかりますから、これはうまいことグループを使おう。
それだけ気付きも学びもある、しかも面白い!というコミックなんですねー。
ということで、来季のカリキュラム、若干ネタが多すぎ状態になってきました。といっても、事業も進むので、自分ではやってられない。
もったいないなー。
このプランニング、販売しますよ!
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