君たち、何リチウム?自分は6リチウム。
タイトル画像:デジタル系ガジェットもたくさんある持ち物の写真
かつて、ノートPCの仕様を表すのに、「スピンドルがいくつあるか」というものがありました。
なにそれ、スピンドル。
いわゆる、モーター系のデバイスで、当時のノートPCでは、
・DVDドライブ
・ハードディスク
が、それぞれモーターによって回転体を駆動する方式。
つまり、このモデルは
2スピンドル
ということになります。
よく考えたら、3、4、などはあまりないので、光ディスクのドライブある?とかを気にしてればいい気がします。
現在はどうなんでしょう。
現在のノートPCは、0スピンドル主流
最近のノートPCは、ディスクメディアも廃れ、ディスクドライブを持つモデルも少なくなりました。
製造、という切り口で考えれば「動く部分=動かなくなる恐れのある部分」ということで、故障率に関わる問題。
高速で回転するとか、無い方が良いのです。
画像:フィギュアスケーターがジャンプして回転してるイラスト。こっちは回転した方がいい例です。
これらの光ディスク。容量も今となっては微妙。
CD=800Mbyte
DVD=5Gbyte
Blu-ray=20Gbyte(1層)
小さいUSBメモリーが32Gbyteでそこそこのメーカーで500円代で買える。指紋に気を遣ってケースに入れる上に、読む側もドライブないといけないとか、そりゃー無くなっていくわけです。
そんなわけで、回転する部品は今は無いのです。
増えたものもある
これまで、スマホにはモバイルバッテリーで充電ができて、ノートPCは専用アダプタで100Vが必要、というのが定場でした。
必要な電気的条件が、ノートPCでは大きかったためです。
しかし、USB PD、という規格が登場。
ノートPCの方は変わりませんが、供給側を強力に。
2018年の記事でいい感じの説明があります。
下のリンク:Windows Server INSAIDERのUSB PDの記事
これにより持ち物が増えてしまったのです。
スマホ用のモバイルバッテリーより、はるかに重くてデカい、ノートPC用PD対応モバイルバッテリー。
いくらPCを軽く作ってくれてもダメです。バッテリーがクソ重い。
昔は無かったので、持つことはできなかったけど、うまいことこんな規格を作ってくれたもんだから、「ぎりぎり持てるバッテリー」ができてしまい、そうなるとリモートワーカーとしては、「必須」になります。
スピンドルは無くなったけど、リチウムは増えた
多くの充電式電池は、リチウムイオンを使ったものが多いので、便宜上、バッテリーの数を「リチウム」と呼ぶことにします。
さて、今いくつ持ってるんだろう???
自分の持ち物リストを作るから、照らし合わせてみてみて
・ノートPC
・ノートPC用モバイルクソ重バッテリー
・スマホ
・念のためスマホ用バッテリー
・ WiMAXルータ
ここまでで、5リチウム。
多分、少なめです。スマホ二台持ちの方もいらっしゃるでしょう。なんならここに2台目のPCやらタブレットなどが入る場合も。
たくさんあれば偉いって数字じゃない
ガジェット好きな大人が「俺は10リチウムだもんね!」などと威張ってもダメです。
多分、1番偉い人クラスで「1リチウム」。本当に偉い人は、あれやこれやはお付きのものが持ちますから。
あれば使うの法則
バッテリーという商品。
重いし、発熱の心配はあるし、だんだん充電できなくなるし、そんな消耗品の側面が割には高い。
バッテリーだって、メディアの変遷とともに良くなってきてるはず。
なのに、いつもバッテリーの心配は治りません。
なぜかと言えば「ノートPCの他の部分がドッグイヤーで発達して、電力を食うから。」
そんなわけで、バッテリーは限度まで使いたくなる病のお陰で、いつまで経っても「バッテリーが外出時に気になる」という問題は終わらないのです。
誰か画期的な電池を発明してちょうだい。