プロジェクトでサイコパスに悩まされたことはありませんか?
プロジェクトでサイコパスに関わる確率
サイコパスは人口の約1%から数パーセントを占めるとされています。この割合は低く見えるかもしれませんが、プロジェクトマネージャーが経験を積み、多くのプロジェクトに関与すると遭遇する確率は高まり、そのリスクは無視できません。また、大規模なプロジェクトや複数のプロジェクトを同時に管理する場合、サイコパスの特性を持つメンバーや関係者と遭遇する可能性が高まります。
例えばあなたが10件のプロジェクトに関与し、1件あたり平均10名のプロジェクト関係者がいたとすると、100名の人物に関わることになり、その中に1名以上サイコパスがいても不思議ではありません。サイコパスは何等か不正を働いている可能性が高く、あなたが気づかないだけかもしれません。
サイコパスは、共感性や倫理観が欠如しており、他者を操り、自己の利益を追求する行動を取ります。このような人物がプロジェクトに参加していると、チームの調和を乱し、進行に悪影響を与えることがあります。サイコパスがプロジェクトに及ぼすリスクを理解し、適切に対処することは、プロジェクトマネージャーにとって重要な任務です。
私は、西島雅(にしじま まさし)と申します。長年、プロジェクトマネジメントに携わってきた経験の中で、サイコパスと思われる人物と接触し、そのリスクに直面したことがあります。私自身の経験から、彼らの行動がプロジェクト全体に与える影響を痛感し、対策を講じることの重要性を学びました。本記事では、その経験を踏まえて、サイコパスの特性やリスク、そしてプロジェクトマネージャーがどのようにして彼らに対処するべきかについて解説していきます。
上記の書籍はプロジェクトマネージャーに役立つ心理学の知識について詳しく解説していますが、今後、このnoteでもプロジェクトマネージャーの皆さんが直面する様々な人間心理の課題に対する解決策を提案していく予定です。
サイコパスの特徴
サイコパスは、感情や良心が欠如しており、他者に共感する能力がありません。彼らは巧妙に他者を操作し、自分の利益を追求するために手段を選びません。このような人物がプロジェクトに関与すると、チームの調和が乱され、プロジェクトの品質や進捗に悪影響を与えるリスクが高まります。
サイコパスの主な特徴には以下のようなものがあります。
魅力的な外見や社交性
他人の感情に対する共感の欠如
感情的に冷淡で平静さを保つ
他者を巧みに操作する行動
利己的で自己中心的
嘘をついて他者を欺く
罪悪感や恥を感じない
衝動的で無責任な行動
短期的な報酬や目標に対する執着
信頼性が低く、真実を偽る行動
サイコパスはその魅力的な外見や社交性により、最初は問題のないメンバーのように見えることが多いです。しかし、彼らは冷酷で計算された行動を取り、裏で他者を巧妙に操るため、プロジェクト全体に対して大きなリスクをもたらす存在です。
プロジェクトにおけるサイコパスのリスク
サイコパスがプロジェクトに関与すると、以下のようなリスクが発生することがあります。
他者を操作する行動
サイコパスは、他者を巧みに操作し、自分を有利な立場にするために行動します。例えば、他のメンバーがミスを犯した場合、そのミスを大げさに報告して自分のミスを隠し、プロジェクトマネージャーに対して自分の有能さをアピールすることがあります。これにより、チームの信頼関係が崩れ、プロジェクトの進行が妨げられるリスクがあります。嘘や虚偽の報告
サイコパスは平気で嘘をつくため、進捗状況や自分の成果を偽り、他者に責任を転嫁することがあります。これがプロジェクト全体に大きな混乱をもたらし、結果的にプロジェクトの成功を危うくすることがあります。無謀なリスクを取る
サイコパスは自己評価が高く、無謀なリスクを取ることが少なくありません。プロジェクト内での高リスクな決定が、最終的にプロジェクト全体に悪影響を与えることもあります。
サイコパスへの対処法
サイコパスに対して共感や正義感を求めるような感情的なアプローチは効果がありません。彼らは共感や倫理的な訴えかけに反応せず、感情に基づく改善を期待することは無駄です。そのため、サイコパスには論理的かつ実利的なアプローチが必要です。
1. 論理的に説得する
サイコパスに対して行動改善を求める場合、その行動が彼らにとって不利益であることを論理的に説明することが有効です。知能の高いサイコパスであれば、問題行動が続くと自分にとってデメリットが生じることを理解し、行動を抑える可能性があります。
2. 証拠を集める
サイコパスの問題行動に対処するには、証拠を集めることが重要です。虚偽の報告や他者を操作する行動を記録し、上司や人事部門と共有することで、適切な対策を講じることが可能になります。
3. 上司や人事部との連携
サイコパスに対処する際には、プロジェクトマネージャー一人で対応するのは困難な場合があります。上司や人事部門と連携し、問題がエスカレートする前に適切な対応を取ることが重要です。
4. チームの安全を守る
サイコパスが他のメンバーに悪影響を与えないようにするため、チーム内の安全を確保することも大切です。問題行動が見られる場合、メンバー間のコミュニケーションや環境を見直し、チーム全体が安心して業務を進められるようにする必要があります。
まとめ
サイコパスはプロジェクトにおいて大きなリスクをもたらす存在ですが、論理的かつ冷静に対応することで、その影響を最小限に抑えることができます。感情的なアプローチではなく、行動が自分にとって不利益であることを説明し、証拠をしっかりと集めて適切に対処することが重要です。
サイコパスに対する正しい対処法を理解し、プロジェクト全体を守ることがプロジェクトマネージャーの責務です。
このNoteでは、その他にも心理学的観点からプロジェクトマネージャーに役立つ情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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