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ニシイケバレイ通信 Vol.4


カムイとともに 

 前号でも書いたモータープールですが、目下解体中です。上物はすべてなくなりました。見慣れていた光景が目の前から消えるのはなんとも寂しい気もしますが、去る、8月20日、解体の前に開催した「深野モータープールありがとうの会」のおかげで、この場所は変われども、良き変化になると確信したので、気持ちはとても前向きです。 さて、その「ありがとうの会」はというと敷地内で60年以上に渡り、深野モータープールという名称で駐車場経営していた場所に新築計画があり、そこの土地建物の解体に先立ち、この土地に感謝を伝える会。それが「深野モータープールありがとうの会」です。 この場所は長年多くの方の車を置く場所として、また縁日やマルシェ、子供たちが走り回り遊ぶ場所として、多くの方が慣れ親しんだ場所。ただ業者が来て壊してしまうのは忍びなく、土地と共に在る我々としては、土地にそして土地の見えない神様に今までの感謝の意を表して、また良い形で良き風景を継承しますという人と土地とがコミットする機会を設けたいという思いで企画したのでした。 当日はニシイケバレイにご縁ある方50人以上の方が集まり、それぞれがここでの思い出などを語り、参加された知人であるアイヌの血をひくウタエさんにアイヌの輪踊りを教えてもらい、最後は皆で輪になって踊り、大地への祈りを捧げました。今、目を閉じて思い浮かべるに、本当に素敵な温かな会でした。地鎮祭も大事だとは思いますが、目に見えないものへの畏敬の念を忘れがちな昨今、それぞれがそれぞれの場所でそれぞれのやり方でこういった風景を求めていくのは大事なことだろうと思います。 ということで!来る9月23・24日には地元の氏神様「御嶽神社」の例大祭があります。 神輿とは「神の輿」。ぜひ皆さんで御輿を担ぎ、子供は山車を引き、神様に喜んでもらうと共に自分たちも活気づいて参りましょう。私も2日間とも御輿と共におります。貸し半纏(有料)を着てもらえれば誰でも参加できますので、ぜひ。 あと近くのラーメン屋さんの「つじ田」さんの前にニシイケバレイ界隈の仲間たちの祭礼提灯がたくさん飾ってありますので、ぜひご覧くださいませ。ちなみに来年提灯出したい!という方は私まで相談ください!

(深野※ニシイケバレイオーナー)

カレーとラムレーズンサンドのお店 Kashiyano

 一年ほど前、ニシイケバレイのシェアキッチン「Attic」の見学に来ました。 当日の朝、窓の外は大粒の雨。しかも前日のんだお酒による二日酔いで、予約時間を午前中にした事を激しく後悔します。うーん。見学行くのをやめてしまおうか。そんな気持ちに飲み込まれそうになりつつ、大人の責任を果たさねばと、急いで電車に飛び乗ります。池袋駅から地図を見ながら向かうと〝和酒酔処わく〟さんが。おや、行きたかった店やないかい。どうやら、二階にAtticがある模様。扉を開けると、好みドンピシャな空間と歴史を感じる木の柱。すてき。この柱のある場所でお菓子を焼きたい。絶対ここが良い。という謎の柱への一目ぼれでその場で即決。もちろん、柱だけではなく管理が行き届いているキッチンを見て、この場所に携わっている方達は、この場所を丁寧に扱っているのだろうな、と感じたのも決め手のひとつ。あの時、この場所に出会えて私は運がよかったなぁ、と、思いながらニシイケバレイで毎週火曜日お菓子を作っています。
(中村※Kashiyano店主)


南アフリカ旅行記

南アフリカには、荒涼とした砂漠に年に数週間だけ、600キロ以上野生の花々が咲き誇る「神々の花園」が現れる。世界中を旅するワイルドフォトグラファーの恩師から、その話を聞いたのは4年前。自然が大好きで造園の仕事をしている私は、即座にそのツアーに申し込みました。仕事をしながら「本質的なランドスケープとはなにか」と自身へ問いかけ続ける中で、自然がつくる美しさには敵わないという想いがあり、野生の花園をこの目で見たいと思ったからです。ようやくコロナが明けて、8月下旬から10日間ほど南アフリカを巡ってきました。 ツアーは北西にあるナマクア国立公園から南西のケープタウンまで南下しながら花園を堪能し、北東のサビサンド動物保護区にてサファリを楽しむという行程でした。ずっと憧れていた野生の花園は、想像以上のスケールで、黄色とオレンジ色の花が谷を埋めつくす圧倒的な花畑も、さまざまな花が色彩豊かに絵を描く一面の花畑も、道路沿いにどこまでも続く花道も、すべてが美しく絶景でした。満開の花畑に現れてくれた野生動物や虹。毎日車窓から見続けた、果てなく続く雄大な大地。サファリで出逢った、今を懸命に生き光輝く野生動物たち。地平線から昇り沈みゆく太陽と、赤く神秘的な満月。これが地球の美しさか…と息をのみ我を忘れて、ただひたすらに感動しました。ランドスケープの道を歩む者として、ありのままの自然の美しさに感動できる地を残していきたいですし、その大切さを伝えていきたいです。この旅で出逢ったひとつひとつの情景は宝物です。皆さまも是非、人生で一度は南アフリカの大地を踏んで、雄大な地球を感じてください!
(荒金由美※ニシイケバレイ住人)


インタビュー

ニシイケバレイの住人 荒金由美さん

今回はニシイケバレイの住人、荒金由美さん。由美さんってどんな人?って周りの人に聞くと、揃って「活動的」「元気」「いつも笑顔」と。
ー造園デザイナーをしている由美さん。「学生の頃はオオカミを保護する仕事がしたかった」子供の頃から動物が好き、自然が好き、環境を守りたい気持ちが強かった。彼女は今、住む人や生き物が幸せで豊かになり、その場所自体が愛されるようなコミュニティハウス作りに取り組んでいる。
ー今年1月から念願のニシイケバレイに住み始めて、「ニシイケバレイでのイベントや文化的学びを通じて今まで出会わなかった人たちとたくさん出会った」と。 『人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢えるしかも一瞬早過ぎず一瞬遅すぎない時に』これは哲学者森信三さんの言葉で由美さんの座右の銘。
ー5年前は、ブータンに最初の道の駅を作るプロジェクトに奔走していた。ブータンの『足るを知る』の精神が由美さんの根っこにある。そして今はニシイケバレイ暮らしを目一杯楽しんでいる。コミュニティハウスの完成する10月でニシイケバレイを離れる彼女だが、「大切な拠点の一つとしてこれからもニシイケバレイに関わりたい」と笑顔を見せた。
ー屈託ない笑顔で行動力の塊のような由美さんだが、本人曰く人見知りだそう。悩んで、行動して、を繰り返していつも笑顔の由美さんがいる。1番好きな食べものは、「浅草橋にあるタイ料理屋さんのトムヤムクンラーメン」1人でよく食べに行く。カワイイようでカッコいい。

mai※インタビュアー)

ひひひ

ここ最近の出来事。
2日 屋久島から帰宅する予定だったが、どうしてもまだ滞在したく延泊をする。アルバイト先には嘘をついてしまった。
3・4日 あちらこちらに行く。星があまりにも綺麗だった。橋を渡ると人工衛星を発見。その場で一緒に見たおじちゃんが
屋久島で有名な豆腐屋だった。
5日 夜中に帰宅。明日のマルシェの野菜の配達を待つも、結局届かず少し不安。アルバイトへ行く。コーラのおいしさを知る。
6日 富士見台にてマルシェをする。肝心の野菜が開始時間にになっても届かない。流石に焦る。無事お昼頃野菜が到着する。その時点で正直大満足だった。
7日 とある打ち合わせをする。
8日 舞台を見に行く日。の予定だったがチケットを見たら6日だった。日にちを間違えた。なので友達と公園でマックを食べた。台風の日だった。

(寺本※編集担当)

まるいもんの日常


ニシイケバレイ通信 Vol.4 まとめ

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