発達障害者が職場で配慮を求めると良いこと
今回は、ADHD(注意欠陥多動性障害)と ASD(自閉症スペクトラム障害)、APD(聴覚情報処理障害)を抱える当事者が、仕事中での苦手部分をどう周りに配慮してもらえばいいかを経験から考えました。
今、発達障害を抱えながらも頑張って働いている方が、少しでも働きやすい環境で働くためにはどういった自己理解をして、苦手部分をどう周りに配慮してもらうことが必要かを考えていきます。
ただ、以下に当てはまる方は読まなくてもいいです。
・発達障害でも、仕事をするうえでは困っていない。
・発達障害で困っていることをきちんと理解できていてそれを周りに伝えられる
・適切な配慮をもうすでに受けていて、快適に仕事ができている。
まず、ADHD(注意欠陥多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)のような発達障害では、ワーキングメモリが低い傾向にあります。
(ADHDとASDについて以前書いたものを貼っておきます。)
ワーキングメモリとは、情報を一時的に記憶して処理する能力で、「作業記憶」とも呼ばれます。
脳の機能のひとつで、思考や分析、判断などの行動を制御する際に必要です。
知能検査でワーキングメモリが低い結果が出た場合は、情報の一時的な記憶や処理に課題がある可能性があります。
では、ワーキングメモリが低い人の特徴はどんなことがあるのでしょうか。
【ワーキングメモリが低い人の特徴】
文章の内容を理解しづらい
読んだ内容を覚えられない
文字を書き間違える
文法ミスが多い
計算手順を覚えられない
問題を解く時間がかかる
私も、「文字を書き間違える」ことが多いです。
大人になって文字を書くことは減りましたが、理学療法士として働く職場は紙カルテなのです。
あとから見ると、私の担当患者さんのカルテは修正印だらけです…。
そして、「文法ミス」も多いです。
こうやってnoteを書いて、あとで見直すと、文法ミスを見つけることがかなりあります。
見直しても間違えていることもあるかと思います。
「問題を解く時間がかかる」のも当てはまります。
知能検査をすると、時間に限りがあるものの項目の点数は低かったです。
これらのことに当てはまる人は、ワーキングメモリが低いという特徴があります。
【ワーキングメモリーを改善するための方法】
適度な睡眠をとる
記憶力を鍛える
ポジティブなことを考える
脳の前頭前野を刺激する
適度な運動をする
デュアルタスクを日常で行う
ストレスを軽減させる
暗算・暗記をする
絵本の読み聞かせをする
逆さ言葉をする
適度な睡眠をとる・ポジティブなことを考える・適度な運動をする・ストレスを軽減させる
これらは、私も普段から心掛けていることです。
というのも、私が抱えるうつ状態にも効果があるからです。
デュアルタスクは料理であったり、仕事のなかで自然とやっています。
【ワーキングメモリの低い人への周囲の対応】
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