生まれもった特性
私の生まれながらの特性は、少し周りと違っている。
それは、私自身も気付いていなかった。
長いこと鬱で精神科に通っていたのだが、クリニックを変えて通うようになったのを契機に知るようになる。
まずは、発達障害。
ASD(自閉症スペクトラム障害) ADHD(注意欠陥多動性障害)。
ASDにより、人の気持ちが分からないことがあったり、空気が読めないところがある。
それに加え、ADHDにより、視界に入っていても「見えてない」(注意が向いていない)というような状態であることがかなりある。
更に多動もある。
発達障害の半数は遺伝だと言われている。
今だから分かるが、父・母・兄・姉・私のうち、姉以外はみんな発達障害だ。
父と兄はアスペルガー、母は私と同じADHD ASD。
ただ、これらの障害が30歳まで気付かれなかったのは、2eという特性も関係しているように思う。
2eというのは、「二重に例外」という意味で、「発達障害を伴ったギフテッド」である。
やはりこれも遺伝である。
父・兄・私がこれに当てはまる。
姉は定型発達の、純粋なギフテッドである。
ギフテッドというのは、高い知能指数を持つという点以外では、あまり知られていないかと思う。
知能指数が高いのは良いことだと、安易に考える人もいるだろう。
私の発達障害もそれにカバーされて見つからなかったのかもしれない。
でも、その才能って、幼い頃から周りにフォローされてないと伸びないことのほうが多いように思う。
実際、私も学校の勉強は、中の上程度。
(兄と姉は優秀であり、姉に関しては今ではバリバリ稼いでる)
ギフテッドはとても繊細だ。
あらゆることに関して「〜過ぎる」と言われることが多い。
私は「真面目過ぎる」とよく言われる。
感覚過敏、ユーモアのセンスがあるetc…
加えて私は、発達障害を併せ持つ2eであるから、出来ること、出来ないことの差が激しい。(知能検査でも見て取れた)
この事実を30歳まで知ることができなかったから、異常な繊細さと、出来ないことの多い現実が、私をどんどん萎縮させた。
そして現在アラフォー。
必死に自分と向き合おうとしてる。
若く大切な時間を、この特性に奪われ過ぎた。
これからは、持って生まれたユーモアのセンスを活かしていこうと思う。