女装官能小説「蛹と蝶」第16話「お尻の誘惑」
その日は、永谷に弄ばれるがままに何度か「女」となって、ドライオーガズムの快感を深く体に刻印され続けた。振袖袴姿で 、あくまでもプレイとして男を卒業して女になった気分を楽しむ日くらいに考えていた自分が甘かったのだ。その日を境にして、自身の肉体はもちろん男性ではあるのだが、性的快感の回路がより女性的な傾向に変質したことに気づかざるをえなかった。
永谷が言っていた通り、山芋成分のローションの効果なのだろうか、「ケツマンコ」には少し痒みが生じ、何をしていても気になってしまう。もち