エロくてゲスの極み。悲しいほど美しい 『雪国』
小説『雪国』はね、昭和の匠が作った最高のジャンクフードだと思うんですよ。この記事は『雪国』がいかにエロく、ゲスく、美しいかについて語っただけの記事です。
この季節、ただ雪見をするために雪国を訪れ、宿に長期滞在するのが何よりの楽しみ。今年は暖冬のようでしたが、一晩明けると周囲は一面の雪景色でした。
何をするでもなく雪の宿にこもり、小説『雪国』を読む。それが恒例行事となり、1年の節目にもなっています。
『雪国』をはじめて読んだのは高校生のとき。国語の問題集で出題されたのが初