ハーフタイム
熱海旅行も終わり、いつの間にか8月も終わりに近づいている。
そして僕の中ではいよいよカウントダウンが始まっている。
いいカウントダウンではない。
恐怖と絶望のカウントダウン。
何のカウントダウンかというと、、、
それはもちろん、、、
40歳である。
私NISSHAN、8月28日でとうとう40歳になってしまうのだ。
40歳てあんた。
嘘やん。
信じられへんて。
いつの間にこんな歳になってしもたの。
急に荒廃した未来に来てしまった気分やで(byクロノ・トリガー)
いや、歳を取るのは仕方ないのである。
それが人間の運命なのだから。
問題はその中身である。
彼女なし、お金なし、笑いなし。
えげつない40歳になろうとしてるのだ。
どうすんの、マジで!?
ある意味桁違いの40歳なろうとしてるて!!
嫌や!!!
39歳で止まってくれ!!!
永遠の39歳がいい!!!
いやまあ39歳としても充分ヤバいんやけども!!
あと誰が「笑いなし」やねん!
ちょっとはあるわい!
何か去年か一昨年もこんな事書いてた気はするが、今年は本当に嫌なのである。
この状態の40歳はマジで色々くるもんあるて、、、
巷でたまに聞く"レベル40"とかと思い込もうともしてみたが、それも到底無理そうである。
ていうか、あのレベルて言う感じ、あれ何や??
てな感じでここ最近は考えれば考えるほど、40歳を迎える事に対してゲンナリしている。
しかし、これ以上ゲンナリもしてられない。
そうこうしてる間にまたすぐ時間が経って、今度はこのままの状態で50歳になったりしてしまうからだ。
そうなったらマジでおしまいである。
50歳のおっさん2人が海行ってるのはヤバすぎる。
なのでこの40歳を機に一旦色々整理しようと思う。
言わば40歳からは人生の後半戦である。
まあ平均寿命は伸びてるので、どこからを後半戦とするかは意見が分かれるとこかもしれないが、今のNISSHANのわがままボディを考えるとどう考えても100歳とかまでいけるはずもなくそう考えると今後は後半戦と捉えて間違いはないだろう。
サッカーとかでもよくあるが前半戦負けていたのなら、後半戦は戦い方を変えていけばいいのだ。
前半戦においてよくなかった事を整理して、それを踏まえて後半戦の戦術を考えればいいのだ。
40歳へのカウントダウンが始まっているこの数日は、言ってみれば前半戦と後半戦のハーフタイムである。
ここで各ポジションのNISSHANに対して、今これを書いている監督NISSHANが檄を飛ばし、良くなかった部分を改善して、後半戦に臨めばいいのだ。
ちなみに各ポジションのNISSHANを挙げていくと
「お笑いNISSHAN」
「恋愛NISSHAN」
「お金NISSHAN」
「バイトNISSHAN」
「食欲NISSHAN」
「健康NISSHAN」
「パチンコNISSHAN」
「ブチギレNISSHAN」
「文句NISSHAN」
「大喜利NISSHAN」
「やる気NISSHAN」
以上が11人のNISSHAN、
NISSHANイレブンである。
というわけで監督とこの11人のNISSHANでハーフタイムにミーティングを行いたいと思う。
それでは早速。
ハーフタイムのロッカールーム。
人生の前半戦を終えた11人のNISSHAN達が息を切らし、そして肩を落としながらロッカールームに入ってくる。
11人の様子から見ても分かる通り、人生の前半戦は惨敗である。
みんなそれぞれグッタリとイスに座る。
と、そんなイレブンを見かねた監督が全員に檄を飛ばした。
監督N「何をしてるんや、お前ら!!!何やこの不甲斐ない前半戦は!シャキッとせえ、シャキッと!今からダメ出ししていくから、後半はそこを改善していくんやぞ!ええな!」
お笑いN「ハアハアハア、、、」
監督N「まずはお笑いNISSHAN、お前や!お前は一体何をしとるんや!チームの中心人物でありながら、全然活躍せんやないか!いつになったら活躍してくれるんや!18年間、お前にボール集めたのに全然シュートすら打たんやないか!」
お笑いN「すいません、、、」
監督N「とにかくお前は積極性や!あと自信!この2つが圧倒的に足りてない!あとお前なりに頑張って走り続けてるけど、ずっと変な場所走ってる!一体どこ走ってんの!?何かすっごい地下走ってない!?まずはフィールドを走る!後半戦はそこを意識するように!」
お笑いN「分かりました、、、」
監督N「続いて恋愛NISSHAN!お前も何をしとるんや!!!」
恋愛N「いや、何とかしようとはしてるんですけど、、、」
監督N「いや確かにたまにシュートは打ってるけども、ゴールポストにかすってもないやないか!入る兆しが全く感じられへんて!試合時間がどんどん経って焦るのは分かるけど、ここはもう一回原点に立ち返って、自分を磨くんや!あとは相手!どう考えても無理な相手はそら無理や!趣味が合うとか何かそういう人見つけるんや!」
恋愛N「確かにそうですね、、、分かりました」
監督N「次はお金NISSHAN!ってどうしたお前!ヘロヘロやないか!大丈夫か!しっかりするんや!誰か、酸素吸入器持ってきて!」
お金N「ハアハアハア、、、」
監督N「とりあえず息を整えてくれ。落ち着いて。ゆっくり呼吸するんや」
お金N「ハアハアハア、、、」
監督N「お前に言いたい事はただ一つ"無茶をしない"ただそれだけや。ここまで試合してきて自分でも分かると思うが、お金NISSHAN、お前には全く才能がない。もうこればっかりはどうしようもない。効率的に稼ぐ事も出来ひんし、管理もめちゃくちゃ悪い。これが劇的に改善される事は難しいと思うから、後半戦はとにかく無茶をしない。堅実に、堅実に。それを心掛けてくれ!」
お金N「ハアハアハア、、、」
監督N「次はバイトNISSHAN!」
バイトN「はい!!!僕はまだまだ元気です!後半戦も頑張ります!!!」
監督N「いや、お前は頑張りすぎや!元気ありすぎ!お前ばっかり目立ってるやないか!普通は前半戦の途中で姿消すねんから!何で前半戦最後まで走り回ってんの!」
バイトN「いや、そう言われましても、、、」
監督N「いや、確かにお前が悪いわけじゃないねんけどもやな。他のNISSHANが不甲斐ないからお前が活躍してしまってるんやけど。後半戦はもうちょっと抑えてくれ。お前を選手交代出来るように周りも頑張るから」
バイトN「分かりました!」
監督N「後半戦始まっても最初のうちはまだお前に試合出てもらわなあかんけど、必ず交代するから!それまで頑張ってくれ!」
バイトN「はい!頑張ります!」
監督N「続いて食欲NISSHAN!お前も頑張りすぎや!どんだけ頑張るねん!前半戦フル稼働やないか!!!」
食欲N「ごっつあんです!!!」
監督N「ごっつあんですやないて!お前が活躍しすぎて横のポジションの健康NISSHANがどんどん陰に隠れていってるやないか!」
健康N「、、、」
監督N「お前らは連動してるポジションなんやから、もっと上手い事連携取ってくれ!とりあえず後半戦、食欲NISSHANはもうちょっと裏に回って、健康NISSHANが前に出てきてくれ!いいな!」
食欲・健康N「はい!!!」
監督N「次はお前!パチンコNISSHANや!」
パチンコN「キュインキュイン!」
監督N「Pフラ鳴らすな!お前が一番出しゃばりすぎや!本来ディフェンスのはずやのに前線まで駆け上がってきとるやないか!このNISSHANというチームは本来お笑いが中心のはずやのに、いつの間にかお前とバイトのチームなっとるやないか!」
パチンコN「ポッポッポ」
監督N「エアバイブ出すな!いいか、とにかくお前はもうちょっと引っ込んどいてくれ!前線に顔出すな!あとお金NISSHANの事、いじめるな!!!」
パチンコN「ジャンジャンバリバリ」
監督N「で、パチンコNISSHANと一緒に前線に駆け上がってるお前ら!ブチギレNISSHANと文句NISSHAN!え、お前らいつの間に試合出てんの!?最初おらんかったよな?しれっと誰かと交代してない!?」
ブチギレN「なんや!!!」
文句N「池袋の西武池袋線の改札の左横に固まってるカップルども、あれマジで何やねん」
監督N「いややっぱお前ら前半途中まで出てなかったって!確か"優しいNISSHAN"とかいたはずやもん!あかんて、勝手に試合出たら!しかも大活躍してるし!」
ブチギレN「うるさいわ!!!」
文句N「最近、女子がうまいもん食った時、目閉じて手を頭に当てんの、あれ何やねん」
監督N「とりあえず!お前らもパチンコと同じ!もうちょっと引っ込んどいてくれ!お前らが出てくるとロクな事ないねん!」
ブチギレN「イライラする!!!」
文句N「インスタで昔ながらのお店紹介してる投稿の一番上についてるコメント「清潔感がなく、残念です」あれ何やねん」
監督N「で、次は一番の問題とも言えるお前!大喜利NISSHAN!」
大喜利N「、、、はい」
監督N「え、お前試合中どこにいた??途中から完全に隠れてない?」
大喜利N「、、、はい」
監督N「大学時代あんなに好きで朝から晩までネット大喜利やってたのに!試合途中から陰に隠れて全く姿現そうとせんやん!え、何で!?」
大喜利N「いや、自信が無くて、、、あと自分の衰えを感じるのが嫌で、、、」
監督N「それは分かるけど、隠れてたらもっと衰えるだけやって!本来はお前がお笑いNISSHANのサポートをして2トップでいくつもりやったんやから!」
大喜利N「、、、はい」
監督N「衰えてたとしてもいいから前線に出な!何とか頑張ってくれ!俺はお前が重要やと未だに思ってる!」
大喜利N「ありがとうございます」
監督N「最後にやる気NISSHAN!お前も試合中いつもどこにいるんや!何か5年に1回ぐらい姿現すけど!」
やる気N「いや、頑張る気はあるんすけどねえ」
監督N「さすがにもうちょっと出てくる頻度上げてくれ!後半になればなるほど出て来づらくなるんやから!まずは後半開始直後!そこで一気に出て来てくれ!頼んだぞ!」
やる気N「はい!!!」
監督N「よし!じゃあ、そんな感じで、、、」
控えのかしこN「ちょっといいですか?」
監督N「うん?お前は控えのかしこN」
控えのかしこN「僕は監督にも問題があると思うんです。試合中、時折意味の分からない指示を出してるじゃないですか?例えば去年のにっしゃんからNISSHANへの改名。一体これに何の意味があるんですか?読みづらくなっただけじゃないですか。現に今も超絶打つのめんどくさいですし」
監督N「ぐぬぬ。それはまあ確かにそうだが」
控えのかしこN「そもそも僕は何で控えなんです?どう考えてもパチンコNISSHANかブチギレNISSHANと交代させるべきでしょ」
監督N「いや、それはそうなんだが、、、」
控えのかしこN「じゃあ交代させて下さいよ!このかしこを全面に押し出していくのです!NISSHANはかしこ!それでいくのです!」
監督N「いや、大した事ないんや!!!」
控えのかしこN「!?」
監督N「かしこを全面に押し出していくには、そこまでではないんや!これは小学校の受験の時に分かったんや!割と勉強は出来るけど、一流どころと比べるとどうしても劣るんや!」
控えのかしこN「そ、そんな、、、」
監督N「ただ後半戦、必ず出番は作るから!お前が必要になる時が絶対くる!それまで準備しといてくれ!」
控えのかしこN「わかりました」
監督N「みんな聞いてくれ!確かに俺はポンコツや!ロクな指示も出せん!そしてお前らも全員ポンコツや!残念ながらNISSHANというチームはポンコツや!ただ!ただやな!このNISSHANというチームはそれぞれが上手く噛み合った時は凄い力が出せる!それは間違いない!現に過去にもそういう時があったし、これからもきっとあるはず!歳なんて関係ない!絶対この後も力を発揮するチャンスがくる!俺はそう信じてる!確かに前半戦は散々やった!ただそれは後半戦を輝かせるための布石や!きっと素敵な40代がくる!そう信じて頑張ろう!それじゃあ後半戦!いくぞ!!!」
全員「おおお!!!」
はい。
というわけで、40歳になっても頑張ります。
応援よろしくお願いします。
それでは、また。