【コラム】暮らしに寄りそう仏教の言葉③「塵積もりて」
私たちの暮らしの中には、実はたくさんの仏教用語が溶け込んでいます。
その言葉たちの本来の意味を紐解いていきましょう。
今回ご紹介する言葉は「塵積もりて(ちりつもりて)」です。たとえ、塵のように小さなものでも時間をかけて積み重なっていけば、いづれは大きなものになる。日頃の些細な行動も、時間をかけて継続すると大きな成果を得られるかもしれませんよ。
<お坊さんから一言>
西本願寺では、毎年12月20日に阿弥陀堂・御影堂で「御煤払(おすすはらい)」を行います。たまった埃をはたき出し、埃や塵が舞う様子を見ると、「1年でこんなにもたまっていたのだ」と思い知らされます。
御煤払にご参加いただく皆さまのおかげで御堂がきれいになり、スッキリとした気持ちで新年を迎えられることは大変有り難いことです。
▼「御煤払」についての記事はこちらをご一読ください。