見出し画像

社会人2年目へのアドバイス

新年度が始まって2か月弱、今年社会人となった新入社員の皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?
例年この時期になると「五月病」を理由に退職が増えやすい時期になりますが、今年は例年以上に退職者が多い気がします。転職しやすい労働市場、多様化する若者の仕事への価値観、退職代行サービスの拡大による転退職の容易化などが影響しています。社会人なりたての時期にいきなり退職の選択をしなければならないのは辛い部分もあるかと思います。

そんな社会人1年目を乗り越え、会社の1年の業務を経験してきた今年2年目となる方ですが、実は2年目も2年目で”壁”にぶつかるものがあります。
その”壁”とそれを解決するための些細なアドバイスをお伝えします。

1.社会人1年目の"特権"が無くなる

社会人1年目には【分からないことがあれば上司や先輩に何でも質問できる】という”特権”があります。
しかし残念ながら2年目からはその”特権”がなくなります。なぜならば1年目の間に年間の業務を1周したにもかかわらず、逐一質問してくるという振舞いは、上司からすると『1年間で何を勉強してきたのだろう?』と思われる可能性があるからです。

では2年目以降はどうすればよいかというと、まずは自身で疑問点を解決するように行動します。疑問点があればまずは自分で書籍やオフィシャルの情報をネットで調べたりします。そうすることで問題の解決力を身につけることができます。

それでも分からないことがあれば上司等に相談するのですが、ここでも一工夫が必要です。ただ『分からないので教えてください』ではなく、『○○(疑問点)について、私は××(意見)だと思うのですがこのまま進めて大丈夫でしょうか?』などと自身の意見も添えたうえで判断を委ねてもらうように報連相の中身を変えていきましょう。そうすれば上司も「自分できちんと調べているな」と評価したうえで的確なアドバイスをくれるはずです。

今年入社した1年目は2年目以降の先輩しかお手本がありません。みなさまもそうだったと思います。そうしたときに「2年目以降の先輩たちは仕事を進める中でどう行動していたのだろう」と思い出してみてください。その人たちが自律的な行動をしていれば現在の1年目もおのずとそのような振舞いをするようになります。その代わり、逆も然りです。自身が1年目の人に見られているというのを意識して行動するようにしていきましょう!

2.先輩風を吹かしすぎない

先述で1年目の手本になるように行動することをアドバイスとしましたが、一方で"先輩らしさ"を出しすぎるのもあまりよくありません。50年近く続く社会人人生のなかで2年目はまだ序章に過ぎません。『自分は先輩だから』と気を張りすぎると空回りしてしまいます。私自身も社会人2年目の時にこれで失敗したことがあります。
当時は先輩という立場になったばかりというのもあり、後輩(新入社員)の手本となろうと気丈に振舞おうとしていました。しかしそこには落とし穴がありました。それは一通りの業務を経験したからこそ「自分は何でもできる」と自分を過大評価していたということです。そのため、自分のキャパ以上の仕事を抱えてしまい秋ごろにパンクしてしまいました。そこからは「自分でできるもの」「任せたほうがいいもの」と業務整理をしたことで、自分のペースに合わせた業務を行うことができ、後輩の指導などを行う余裕ができた。2年目は1年目の経験(成功体験&失敗体験含めて)を活かしてブラッシュアップしていくことを意識すれば無理することなく後輩の手本として行動することができるかなと思います。

まとめ

役に立てるかわかりませんが、これが自身の経験をもとに現在社会人2年目を過ごしている方に送れるアドバイスです。上記に共通していることは「自分で考えて行動する」ことです。Z世代の台頭もあり、先輩方は優しく接してくれるようになりました。しかし「ゆるブラック」に代表されるようにやさしくされすぎるとそれはそれで不安を覚えるといいます。企業全体がゆるブラックにならないようにバランスをとることも求められてきますが、その前にまずは自分自身がゆるブラックにならないように自主性をもって行動するのも一つの手かなと思います。

まだまだ先は長く続きますが、一つ一つ解決しながら取り組んでほしいと思います!

いいなと思ったら応援しよう!

にしかつの何気ないつぶやき
いつもご覧いただきありがとうございます。今後も皆さんの関心を引く記事を書いていきますので、よろしければサポートをよろしくお願いいたします!