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2020年ありがとうございました!
2020年(令和2年)が今日で終わります。
私事としては、7月31日にこのnoteを始め、今日時点で、2851ビュー・238スキをいただきました。ひとえに皆様のおかげでございます。約5か月間ありがとうございます。来年も引き続きよろしくお願いいたします。
※来年の目標については、明日(1月1日)別記事で公開いたします!
今年最後のnote記事として、来年につなげるための、今年起きた出来事から(とはいえほぼコロナ絡み)見えてきた課題について、内容及び私見をまとめさせていただきます。
1.デジタル化の遅れ
今年のコロナ禍で露見したのは、行政・企業におけるデジタル化の遅れです。
コロナ禍の経済対策の1つに、1人10万円を支給する「特別定額給付金」がありました。それをめぐり、様々な混乱が生じました。
まずは、「自分から申請しないと受け取れない」ということです。政府や自治体が情報を把握していないため、国民から申請しないと口座情報などを認識できないということが、支給に遅れを及ぼしました。
次に、「紙ベースの申請・ネット申請の対応の不備」です。書類での郵送申請だと手書きの部分の読み取りや口座情報の手作業での入力などで、支給までに時間がかかってしまいます。それを省略するために、今回はマイナンバーカードを使って、ネットでの申請も行っていたのですが、申請開始初日にサーバーがダウンした自治体が発生したり、申請で使う暗証番号を申請者が忘れてしまい、新しいパスワード申請に多くの人が役所に殺到した自治体もあり、最終的にはネット申請を停止する事態にまでなりました。
海外でも同様の経済対策が取られていましたが、申請から最短3日で支給された国もあるといいます。そこでは、マイナンバーカードと同じようなIDカード1つで様々な個人情報を把握することができ、それを利用して迅速な対応を行うことができたそうです。日本では、個人情報開示に対する信頼性が低いので、なかなかマイナンバーカードの普及が進みません。また、政府も、マイナンバーカードを使った各行政サービスのデジタル化をこれまであまり進めてこなかった状況だったため、今回のような事態において、様々なトラブルが発生したのではと思われます。
同じようなことは、企業でも言えます。4月の緊急事態宣言の発出に伴い、各企業で在宅勤務(リモートワーク)をするところが増えました。しかし、「社内ネットワークにアクセスしづらい」「ハンコを押してもらうために出社しなければならない(いわゆるハンコ出社)」などの問題が起きて、通常出社に戻ってしまったところも多いと思います。働き方改革が進んでいた中で、在宅勤務が普及するチャンスでありましたが、筆者から見ると、コロナ禍でも在宅勤務は普及しなかったと思います。とても残念でなりません。
行政・企業のデジタル化の遅れにおいて共通していることは、「上層部による変化を嫌う姿勢」なのではないかと考察します。「紙での仕事が当たり前」・「出社による対面での仕事が当たり前」だと思っていた行政機関&企業の上層部がデジタル化に対するメリットを感じにくく、デメリットばかりを見て、コロナ前に戻していったことが、他国に比べてデジタル化が遅れている状況を反映しているのではないかと思います。
来年9月の発足を予定している「デジタル庁」では、民間人材も雇用するとのことで、官民一体によるデジタル化⇒日本全体におけるデジタル化が進むことを期待します。
2.「個」と「多様性」
ソーシャルディスタンスの確保や、5人以上での会食は控えるように呼びかけられた今年ですが、「ひとり○○」が定着しました。コロナ前まではどちらかというと、「ひとり○○」というのは「ぼっちで寂しい感じがする」など、「ひとりでない」人からネガティブな印象を受けられることが多くありました。実際に筆者もコロナ前でも「ひとり旅」や「ひとり焼肉」とかをよくしていました。それが、コロナ禍によって一気にクローズアップされ、感染症対策の観点からむしろポジティブに捉えられるようになりました。そして「個」の観点からあたらしい形態のビジネスモデルも形成されようとしています。これはアフターコロナの時代になっても続いていくのではないかと思っています。既成に囚われずに「個」をテーマにしたビジネスモデル・ビジネスチャンスを生かして行けたらなと思います。
そして、「個」と同時に「多様性(ダイバーシティ)」もよく言われてきました。「個」が重要視されてきたことにより、「個」それぞれの個性を大切にしなければなりません。コロナ前からダイバーシティについては社会に提唱されてきましたが、ウィズコロナ・アフターコロナにおいては、さらにダイバーシティの重要性が増すと予想されます。ジェンダーにおいて、世界と比較して大きく後れを取っている日本にとって、ダイバーシティは日本社会において今後を左右する大きな考え方となっていきます。ジェンダーのみならず、LGBTQ・左利き・障がい者などに対して平等に接していくことに、一人ひとりが意識をもって対応してほしいと願っています。
3.2021年につなげるために
これまで述べたこと以外にも、2021年に繋がる今年の課題はたくさんありましたが、今回は上記2点を代表して述べさせていただきました。
今年はコロナによって、何かとネガティブな1年となった人が多いかと思います。筆者も初めてリモートワークを行ったり、外出自粛を行ってきました。しかし、その中で学んだことがたくさんありました。それを来年に活かして、来年がより良い年になるようにしていきたいと思います。
2021年(令和3年)もよろしくお願いします!
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