世界一流エンジニアの思考法:一番大事なことにフォーカスせよ
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本のサマリー
エンジニアの働き方・考え方本
結構めずらしくない?SOFT SKILLS 以来。
筆者が米マイクロソフトで働いているということもあり、日米の違いに着目しながら効率的な思考法を記述している
ソフトウェアはやっぱ米国のものが強いので、インポートしてよい考えは多そうだよね
「自身以外の人がどう考えて行動しているか?」は普段意識しないため、自身の働きかたを客観視できた
特に、エンジニアは長期的な生産性が大事という観点は多分一番大事な教え
働き方マンネリ化している社会人は読んでみてもよいのでは
見出し
第1章 世界一流エンジニアは何が違うのだろう? - 生産性の高さの秘密
第2章 アメリカで見つけたマインドセットー日本にいるときには気づかなかったこと
第3章 脳に余裕を生む情報整理・記憶術ーガチで才能のある同僚たちの極意
第4章 コミュニケーションの極意ー伝え方・聞き方・ディスカッション
第5章 生産性を高めるチームビルディングー「サーバントリーダーシップ」「自己組織型チーム」へ
第6章 仕事と人生の質を高める生活習慣術ー「タイムボックス」制から身体づくりまで
第7章 AI時代をどう生き残るか?-変化に即応する力と脱「批判文化」のすすめ
要約
日米の違い
#米国人 、とかく1つに集中する
日本人は調整してものづくりとか得意なんだけど、米国人は得意な点を磨く力がすごい。ソフトウェアでは米国人のこの考えがハマっているという話。
ポール・グレアムもそんなこといってた。
#米国は最終的なKPIを達成していたらOK
米国の企業は従業員を信頼しているので細かいことを言わないんだって
あー日本だと細かいこと言いたくなっちゃうよねー
特にマネージャーなら、本人の評価はあくまで約束したKPI達成の可否であり、日々の業務における小さな成功や失敗ではないことを認識する。
筆者は最後にもまとめで、「コスパ高い集団ほどすべきことがすくない。インターナショナルチームではKPI達成だけで、やり方は自由で細かい指示はない」といった旨を述べている
日本はたしかにKPI以上にできる人感を追い求める傾向にある。達成すべきKPIにフォーカスしようね、という話にもどってくる。
あと、心理学の用語として「鏡の法則」というものがある
(某スピリチュアルな本を思い出してしまう)
「自分に適用しているルールを無意識に他人に適用してしまう」というもの(例:納期厳守の人は他人にもそれを求めてしまう)
仕事してると、前職の名残みたいなものが他人だと見えることがありますよね。
#日本人は情報多いものを好み、米国人は端的な情報を好む
日本では情報が多いと喜んでもらえ、米国では情報が少ない方が喜んでもらえる
日本で受けがいいスライドは、ドキュメントからサンプルアプリまであってスライドが多く、あとで見返しやすいもの
エンジニアの働き方について
#すごい人も理解には時間をかけている
天才、一瞬で理解しがちと見せかけて、普通に難しいことへの理解には時間がかかっている。時間を使うか使わないかの違いだけ。
#長期的な生産性にフォーカスせよ
プログラマの場合は中長期的な生産性が大事なため、短期的な生産性に集中しない方がいい。コードの裏側の理解とかが大事ってこと。
(なお、コンサルの働き方はアウトプット重視がフィットするとも言っている)
筆者はその対策として、1日4時間自分だけの時間を確保したり、定時で上がって勉強したりしている。また、タイムボックス制を取り入れたりしているらしい。検索したら筆者のタイムボックス出てきた。笑↓
チームについて
リーダーはビジョンとKPIを示すのみ
自己組織チームへなる際にはミドル層が一番抵抗が激しい
短期的に責任感あるのはミドル層だからな。
指示待ち系の人にも「どのタスクやる?」と決めさせる
プロのアジャイルコーチを雇うのが良い
アメリカでのキャリアアップは、ジョブレベルに依存するとのこと
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