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#OTT #オトナのタイムトライアル を観に行ってきた
先週の土日は、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で開催されていた「オトナのタイムトライアル」を観に行きました。「オトナのタイムトライアル(以下OTT)」とは、有志の人々によって行われるトラックレースです。
様々な学生ランナーは、箱根駅伝や都大路といった大きな大会を節目に引退します。OTTはそんな学生ランナーに対して、「競技は引退しても走ることは続けてもらいたい」という考えから、学生ランナー、市民ランナー、そして子供たちが一緒に走れる場を作りたいと考え、企画されています。
豪華すぎるペースメーカー
このイベントの魅力の一つは、ペースメーカーの豪華さだと思います。僕も「ペースメーカーで実業団ランナーが走るイベントがある」と耳にしたのが、OTTを知るきっかけでした。
例えば早稲田大学時代に2区で区間賞、3区で2年連続区間賞を獲得し、当時の3区区間新記録を作った竹澤健介さん。
駅伝ファンには「油布ジャンプ」で知られる、油布郁人さん
2019年の箱根駅伝で3区を走った多喜端夕貴選手
2019年の箱根駅伝は走れませんでしたが、「三上水」で話題になった東海大学の三上選手。
2018年アジア大会で50km競歩で金メダルを獲得した勝木隼人さん。競歩でペースメーカーってすごい。
豪華すぎるペースメーカーの皆様の一覧表はこちら。相撲の番付表のような一覧表ですね。
本格的すぎる設営と撮影
会場も本格的です。陸上日本選手権にも使われている弾幕が会場に張り巡らされていました。
トラック横にはオリジナルの幕も貼られていて、雰囲気を盛り上げます。
トラックの横には、NewBalanceとアシックスのシューズ試し履きブースが。
オリジナルのTシャツも販売されていました。
そして、密売所も
SNSでツイートするチームもGoProを使って動画を撮影していたり、数多くのレースを撮影してきたEkiden Maniaさんやアフロスポーツさんが写真撮影を担当していて、クオリティも本格的。有志で主催している大会とは思えませんでした。
レースのレベルはタイム毎に分かれていて、5,000mは5km35分以内で走れれば参加可能ですし、キッズランも用意されていて、小学校4年生から参加可能です。ちなみに10,000mの最終組のトップのタイムはなんと29分10秒でした。
僕が #OTT を観に行った理由
今回OTTを観に行った理由ですが、元々OTTのことを知っていたのと、仲良くさせて頂いているツイ廃夫婦がサポートされていることもあり、元々見学には行こうと思っていたのです。ただ見学に行くとしても、1/6だけの予定でした。今回のOTTは「前日刺激」と題して、レース前日の1/5にも様々なプログラムが実施されていたのですが、前日刺激まで出る予定はありませんでした。
そんな予定が狂う出来事が起こります。きっかけは何気なくツイートしたこれでした。
この「Track Town SHIBUYA」の回が面白いと、ツイ廃夫婦から教えて頂き、実際に聴いてみたら、最近テーマになっている「アスリートのPR」がテーマだったのですごく面白かったので、「面白かった」とツイートしたのです。
そうしたら、「Track Town SHIBUYA」にゲスト出演していた、青山学院大学陸上部で主務を務め、「青トレ」を導入したといわれている高木聖也さんから、こんなツイートが。
高木さんは、以前から何故か僕のアカウントをフォローしてくださっていたのですが、まさかこんなツイートを頂けるとは思ってませんでした。
そして、この高木聖也さんのツイートに、「Track Town SHIBUYA」にも出演し、NIKE TOKYO TCのコーチを務めている横田真人さんから、こんな返信が。
マジか、どうしようかなぁ、と思いつつ、ここで引いたら面白くないなぁと思い、皆様とお会いする予定を調整しようと思っていろいろ調べていたら、高木さんがサポートしている神野大地選手は、1/10からケニアに合宿に行くとのこと。ケニアに行ったら、1ヶ月以上日本には帰ってこないので、会うならとっとと会うしかない。どうしようかなぁ、と思っていたところ、こんなアイディアを思いつきました。
「OTTに行けば2人に会えるんじゃないか」
実はお2人とも1/5の前日刺激に出る予定だったので、1/5も見学に行けばお会いできるだろう。そう考えて会いに行きました。
(長女は高木さんと写真を撮ってもらった後「イケメンだった♡」と何度も話してました。イケメンは正義です)
そして、1/5に見学に訪れたとき、思わぬサプライズが。
会場の隅で前日刺激のプログラムが進行するのを見ていたら、突然ツイ廃夫婦の「夫」から声をかけられ、会場の奥に小走りして向かうと、そこにいらっしゃったのは横田さん。ご挨拶しようと思ったら、いきなり横田さんからこんな一言が。
「新谷と写真を撮りませんか?」
「新谷」とは、2018年に現役復帰した2013年世界陸上モスクワ大会10,000m5位入賞した新谷仁美さん。この日は練習に来ていたのです。ちなみに、横田さんは新谷さんのコーチを務めています。
新谷さんの走るフォームはとてもきれいで、次女は新谷さんの練習中、じっと走る姿を見つめていました。どうもそれが目に留まったらしく、写真を撮ってくれることになったようです。
新谷さんは気難しい方だとうかがっていたので不安だったのですが、実際にお会いした新谷さんは「ワタシでいいんですかー?」と可愛らしく話しかけてくれる笑顔の素敵な女性でした。
写真を撮ってもらった次女は嬉しそうだったなぁ。写真を撮ってもらった後、興奮して会場を走り回ってました。
日本で数少ない観客も楽しめるトラックレース
実際にレースを見学してびっくりしたのは、走る選手たちのスピードによる迫力です。特にトラックを走る時の音が「ザッ」という音で、バタバタという音をしていません。風のように選手たちが駆け抜けていく様子は壮観でした。
延岡では毎年行われている「ゴールデンゲームズ」という大会があります。トラックの横までぎっしり観客が入り、観客が選手に大声で声援をおくる。旭化成の選手はこのレースをとても重視していると聞いたことがあるのですが、僕はOTTに参加して、ゴールデンゲームズを思い出しました。日本にはこういう観客も楽しめるトラックレースがまだまだ少ないのは残念です。
陸上競技場は陸上を観るために適した場所じゃない
サッカーファンの中には、「サッカー観戦にトラックが邪魔だ」というようなことを言う人がいます。でも、OTTを観ていて感じたのですが、既存の陸上競技場だって、陸上を観るために最適な競技場とは言えない気がします。
陸上の魅力は、同じ人間とは思えないほど、選手が能力をいかして、速く、高く、強く、動くことだと思います。選手の動きは、できるだけ近くで観たほうがリアリティががあります。陸上競技場のスタンドは、陸上選手の動きの凄さを感じるには、距離が遠すぎる。僕はそんなことを感じました。
そして、今回見学に行って、次回は実際に参加してみたくなりました。横田さんもおっしゃってましたが、陸上は実際に走って楽しむのが一番楽しめるんじゃないかと思います。長女と一緒に参加してみようと思います。練習しなくちゃ。
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