硝子細工
貴方を私色に染めてしまいたくて
貴方を染めたの。
私たちは二つが混ざり合った硝子で出来た一つの硝子細工だった。
でも、どこかで不純物が入り込んで、別々の硝子細工になってしまった。
それでも、貴方を透かして私の色が見えた時、死んでしまいたくなるの。
触れたくても触れられない、貴方の中に私の破片がまだ残っている。
私の涙は透明で見えない。
貴方を見ていると、それが溢れてどうしようもなく、愛おしいような、苦しくて切ない気持ちになるの。
硝子の破片が私の体の中にずっとずっと突き刺さったまま。
私は__
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