こんばんは。涅槃したいJKりのちです。 私は普段、テレビを見ないタイプなのですが、今日は珍しくテレビでニュースを見ていました。 ニュースでは「いじめられていた少女が自殺した」と報道されていました。私はいたたまれない気持ちになり、「チャンネル変えよ。」と言っておじゃる丸とドラえもんを同時摂取しました。 日本ではこういうニュースが春になるとよく報道されますよね。親戚が自殺したということもあって、自殺について考えることが多いので、今晩は自殺について述べていこうと思います。
高校一年生の頃でした。私は恋をしていました。きっと、好きだったのはどうしようもなく自分のことだったのだと今になればわかります。 通学前、一緒に電車に乗った彼氏のスマホの画面にあなたからの「おはよう」の通知が来て、全てを悟りました。 私は彼氏の歌う声が好きでした。でも、彼氏の歌う歌は好きになりませんでした。あなたは違いました。彼の歌声も、選曲も、きっと彼の精神性全てが好きだったのでしょう。 あなたと私は誕生月が同じで、あなたの方が私より少し先に誕生日を迎えるみたいで、あなたの誕
煙草の吸殻にまだうっすらと火が点っていた 「私たちの心みたい」と思ってしまうのは口に出せずに ただ君の横髪を見つめることも出来ずに 不確かな空虚をまさぐる 嘘みたいな三日月だけ 僕の好み、声や表情、仕草まで。手に取るようにどんなシーンになるか全部わかってるんでしょ? 計算通りの夕暮れの公園 僕は君の狗 抱きしめられた夢の香り、キスをされた現実の味 全部全部私の思い通り 簡単に誘われて簡単に求めて でも、上手くいかない 私は君の狗 君の手のひらで踊ってい
もっと上手く酔えていたら 君が欲しい言葉をあげられたら 誰も代弁してくれない 誰にも言えない悩みが増えていく ショパンは幻想の天国しか見せないし 小説の中で自己投影した奴から死んでくし 好きな曲 全てから 君の匂いがして むせかえっちゃったよ みんなそうだろう? 苦悩 葛藤で 地べた這いつくばってさ そんな自分の本音 代弁するため 音楽 文学 自分でやって 最後には詩を書くんだろう? ああ、滑稽だな 別に構いやしないけど 悪いが僕はそんな高尚な人間じゃないし お前
私のお部屋は天井裏 天井裏のてっぺんにガラス窓があって そこから見えるお月様はこの世界から出られる 唯一の出口 今日は月が満ちているから 星が綺麗に見れないな 深夜2時になる頃 決まって ぎいぎい足音が鳴る 足音の主は 血を分けたとは思えない醜い姉 顔は焼夷弾の熱風で溶けたかのようで 足は赤黒くてぼっこぼこ 埃っぽい天井裏に入っては 泣きながら私のお腹に 日頃の鬱憤を委ねてくる 痛い 痛い でも いつからか 何も感じない 私は可愛いぬいぐるみ 醜
折れた首 それは自分の残骸 弱くて優しい ぬめる額を撫でる 脆い残骸は手に取ると砂のように散っていった 私のスケープゴート 劣等感の鎖はどこに繋がっているんだろう 殻から外の世界に這い出るために もっと強くなるため 冷えたペルソナ いっそ 肺を水で満たせたら カエルの最後の言葉は酷いものだけど 私の最後は砂のお城に決まってるはず
自分は小説の読み方が人とは違うのかもしれない、と思ったのはつい最近のことだ。 考えてみてほしい。小説でも映画でもアニメでもよいが、その作品を見る時、登場人物に感情移入をするだろうか。また、登場人物を通じた疑似体験をするだろうか。そして、それらはどれくらいの強さで自分が感じるものなのだろうか。 私は小説を読む時は作者との対話だと思っている。わかりやすく言えば、人から聞いた話に共感もするし、想像して自分がその立場になった時にどう思うかも考える。それと小説を読むことは私にとって同じ
愛するわが子よ 聞いておくれ 「この愛を受け入れてはくれないの?」 「私を殺してよ」 叫んだ子どもは今でも悔やんでる 何も知らない父親は 「俺たち幸せなんだよ」と友に言う 目隠し盲目水仙の花 聞いておくれよ 受け入れておくれ あなたのためのプレゼント とっても綺麗な水仙の花 そういえばいつだかの暴言 水に流すわね 世界はいつも叫び声が響き合っていて 水仙の花が咲き乱れている 私を見てよ 私の欲しいものを与えてよ 叫び声はどこへ行くのか 水仙の花を見つけた夜には 自
素足にひんやりとした浜辺の砂の感覚を 肌は冷たい風に打たれ 潮騒は黒く囁く。 なのに、夜の海は静かだ。 辺りは暗く、海は黒い。 「私は黒いから、この海に吸い込まれてしまいそうで怖いの。」 そう、少女が呟いた。 目線の先には、光などなく ただ、黒い海と暗い夜空が広がる。 海は深く、空は広い。 その境界は街の灯りか星の輝きにしかなくて 夜は世界がひとつになる。 それを少女は知らない。 ただ、夜の深さと広さのみを知る。
元々天使でなかった君へ。 君は弱かったね。いいや、元々弱かった。 下界が怖かったでしょう? 剥き出しの悪意や怒り、寂しさや苦しさに襲われて 手に取るように、自分が蝕まれるように 君を殺していってしまったね。 そして、生まれ変わった君は 毒を持つ者がどこへ行けばいいのか知りたがっていると知った。 そうして、君は道を切り開いて、指し示し 「あなたの居場所はここだよ」 と微笑むの。 毒を持つ者はそこで浄化されたりもした。 だが、その居場所から逃げ出す者もいた
「大切な人のために死ねない」だなんて、 そう思ってた。 そんな言葉は、まだ死ねない、まだ生きていたい自分を受け入れられないこと、生きている自分の責任を負いたくないことの表れだったんだ。 自分の人生は自分以外の誰が責任を負ってくれるというんだ。 大切な人のためだなんて、聞こえが良い風を装って、自分の人生の責任から逃れようとしてるだけなんだよ。 確かに大切な人は辛い時に支えてくれて、気持ちが軽くなるかもしれない。 でもそれは、自分の人生を下から支えている柱ではなくて、
雨の日に川に向かって歩いていく。黒々とした濁流を眺める。足が水に浸っていく。靴下がまとわりついて気持ち悪い。腰まで水に浸かると、足が濁流に飲み込まれていく。流れに身体を飲み込まれ、水の中で回想する。人生最後までこんなに気持ち悪いなんて俺の人生にぴったりじゃないか。目を閉じた瞼の裏。君の口元がこう言った。
君とふたりで暇つぶしに入るカラオケ店。何度この店に来たんだっけ。私は色んな曲を歌うけど、たまに真面目に歌う曲があること、君は気づいてるのかな。実は君への想いを歌ってたりするんだけど、そんな歌を歌っている時ほど君は煙草を吸いに行ったりしちゃうよね。照れてるのかなって思う時もあるだけど、なんだか私は寂しかったりするんだよ。そんな感情を抑えきれなくて、飲み込まれて、深い深い孤独感に飲み込まれてしまいそうな時、ずるいことに君は私のそばにいてくれたりするんだ。そんな時、私はこのまま君と
朝の繁華街みたいなカラオケ店で、君が僕じゃない誰かを想って歌う曲は嫌いだ。他の曲を歌っている時より、その曲を歌っている君が綺麗だと思ってしまうともっと嫌いだ。そんな曲を君が知らないところで歌っている僕を、君は可愛いなんて言葉で上手くあやすなんてずるいよ。そんな君は僕が知らないところで、僕が知らないような深くて暗い海に潜り込んでいて、そんな君を見て弱い僕は死にたいなんて言うんだ。死にたいね、なんて言って僕の目を見つめている瞳はまるで甘えてくる猫みたいだよ。可愛いと言えない僕は君
こんばんは。涅槃したいJKりのちです。 筆が乗らず、更新が滞っていましたが最近また書きたい気持ちになりました。本当は怒りを昇華したかったのですが、詩の書き方を忘れてしまったので思考を書き記して置くことにします。 さて、今晩は「偽善について」を書いていこうと思います。 ある時友人に私が「思考するテーマがない」と言ったら「偽善についてどう思う?」と言われたのがきっかけで偽善について考えました。 まず、偽善について考える時に「利己的」と「利他的」について定義しておきます。
貴方を私色に染めてしまいたくて 貴方を染めたの。 私たちは二つが混ざり合った硝子で出来た一つの硝子細工だった。 でも、どこかで不純物が入り込んで、別々の硝子細工になってしまった。 それでも、貴方を透かして私の色が見えた時、死んでしまいたくなるの。 触れたくても触れられない、貴方の中に私の破片がまだ残っている。 私の涙は透明で見えない。 貴方を見ていると、それが溢れてどうしようもなく、愛おしいような、苦しくて切ない気持ちになるの。 硝子の破片が私の体の中にずっと