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二浪マーチから君へ

俺は二浪でマーチ進学し、現在は四年生だ
卒業論文も書き終え、特に問題がなければ卒業できるだろう
幸い就職先も決まっている

さて本題に移ろうか
俺から君たちに送るメッセージは2つある

1.逃げるな、もし逃げたら君は一生苦しむことになる
2.私立文系ならとりあえず英語に特化しろ、選択科目は数学

まず一つ目だが逃げるな

これは実際に受験から逃げて逃げて続けた俺だから言えることだ

俺は慶應に受からないと思ってから受験までの二カ月勉強は一切しなかった
そして慶應には落ちた
だが幸いにもマーチには引っ掛かり受験を終えることができた

始まりを考えればマーチでも御の字かとは思うが
俺としては不完全燃焼だった

今振り返れば受験まで2か月、勉強時間だけなら600時間もあったのだ
日本史が受験までに合格レベルに持っていけないと思って諦めたのだが
この時すでに英語は既に合格ラインまでは持っていけていたので、それを維持しつつ日本史に注力すれば400時間ほどは捻出できただろう
十分可能性はあっただろう

それに受験は水物だ
運が良ければ本来受からないような実力でも合格することだってある
現に受験直前の2か月間全く勉強していなくてもマーチといういわゆる難関大学群に受かっているのだ
のちに自分でそれを証明しているのだから皮肉もいいところだ

だが当時は精神状態も限界に達していて、考えればすぐにわかることも考えられなかった
相談できる人もいなかった
もし塾の先生やチューターに相談できていたらきっと励ましてくれただろう、きみなら可能性はあると希望を見せてくれただろう

なんで今になって4-6年も前の受験のことなんて書こうなんて思ったのかというと、今になっても忘れられないくらい頭にわだかまりとして残っているからなのだ

日本の社会においては、大体の人間がわかりやすく努力できるタイミングがありそれの代表的なものが受験だろう
理由としては
社会的な雰囲気として受験は努力するものとされているから
進学する限りは受験は避けては通れないから

誰であっても小中高大のどこかしらのタイミングで受験を経験するだろうが俺はそれのどこでも努力しきったとは言えなかった

そして今ほかに何かやりきったことがあるかと言われたら答えはノーだ
自分で努力しきって得たものもない
だから今自分に自信がなく、常に満たされない感覚なのだろう

人生においての大きな課題をほったらかしにしている感覚
夏休みの宿題をやらない小学生のようだ
結局最終日にはやる羽目になるのだ
だったら早めに終わらせて気持ちよく遊んだほうがいいに決まている

君はこれまでに何かやりきれたことはあるだろうか
今やるべきことから逃げてはいないだろうか
日々満たされない、何か違う、何をしていてもこころここにあらずと感じていることはないだろうか

もしあるのであればそれを解決する唯一の方法がある
それは君が本当はわかっている君がやらなければならないと思っていることをすることだ
それ以外にはないと思う

君は受験生でも大学生でも社会人でも誰でも

ちなみに俺はそれは英語なのだと最近気が付いた
それはもし気が向けばそのことについても書こうと思う

2.文系ならとりあえず英語に特化しろ、選択科目は数学

文系においては英語は大きな配点をしめると思う
マーチの点数配分はたいてい英語150国語100選択科目100
であろう
学部によっては英語、現代文の二科目入試もある

次に関関同立は点数配分のバランスよく各科目1:1:1や2:2:1、2:1:2という場合が多いように見えた
どちらにせよ英語が3科目の中で一番高いか一位タイの点数配分だ

俺は関東の人間だから関西の受験事情に詳しくないのでそこは各々が調べて欲しい

だから私立文系受験においては英語が肝なのだ
英語ができないことは数学ができないのに理系を選んでいるようなものだ

そんなことは受験生であれば耳にたこができきるほど聞いているだろうがそれでも英語から逃げる受験生は少なくないだろうそういう受験生は地歴が比較的に得意なことが多い気がする
地歴であれば覚えればそれがそのまま点数になるので成果が出やすい
だから偏差値を気にしがちな受験生は地歴に逃げがちだ

だが何度も言うようだが英語が私立文系では核である
英語において大きな点数配分を占めるのは長文読解であり、それは単語、文法を覚えてからがスタートだ
そこから数を重ねることで次第に解けるようになっていくものだ
だから点数や偏差値に現れるのには時間を要する
イメージはこんな感じだ

だから英語の偏差値が低い受験生は英語から逃げずにいてほしい
地歴は英語が伸びてから取り組んでもでも遅くはない
受験直前に詰め込んでも十分対応ができるはずだ

最近は外部英語試験で点数を代替する方式も増えているためそれを抑えられれば受検直前は選択科目や国語に集中できるというメリットもある

また英語に注力する理由は大学入学後も大いにある

語学の授業が楽になる、論文やレポート執筆の際の海外論文の検索閲覧に役に立つ、海外旅行で役に立つ、トーイック取得で就職で有利に

受験生には想像しずらいだろうが実際俺は英語に特化していたおかげでこれらすべての恩恵を得られた

しかし選択科目の日本史は受験以降一切メリットをもたらさなかった

おれが受験が嫌いなのは、受験以降は何の役にも立たないことばかり覚えてその点数で合否がきまるということだ
だから大学に強い思いがないとどうしても無意味に思える

ならば受験後も極力役に立ちやすいことを学べばやる気も少しは出るだろうと

そこでみなには選択科目で数学を選んでほしい
数学は入学後多くの場面で役立つだろう
まずは数学系の単位取得、就職でのウェブテスト、簿記や統計などの資格取得などし社会人になっても数字は扱うので強いに越したことはない

またもし周りで大学生や卒業して間もない社会人がいれば聞いてみてほしい
選択科目で受験以降も役に立つ教科は何かと
恐らく数学かもしくは政治経済というひとが多いのではないかと思う

日本史と世界史のいいところだけかいつまんで経済を盛り込んだのが政治経済であり、大人になっても政治や経済に疎いとどうもバカに思われるので最低限の教養を学べるのでよいと思う

俺は実益をよりを享受できるのは数学だと思っている

もちろんその科目が好きで得意であればそれで受験をすればいいと思う
だが特にないのであれば数学を勧める

今回は以上

読んでくれてありがとう





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