【ボドゲ感想】クアックサルバー
内容
・ボードゲームプレイ記録を兼ねたボドゲレビュー記事です
・なるべくプレイしたときの素直な感想をもとに、『今後のプレイ機会に変わってもOK!』の精神でざっくりつけてます
・基本的にルール説明はしませんが、ノリを楽しんでいただけると幸いです
プレイしたゲーム
タイトル:クアックサルバー(Die Quacksalber von Quedlinburg)
ゲームの概要:魔法使いとなって鍋で薬を調合するゲーム。デッキビルディングならぬバッグビルディング。2018ドイツ年間ゲーム大賞受賞作
プレイの記録:4人プレイ、初回プレイ時、基本のゲーム
レビュー・感想
テーマの好み:★★★★(3.5/4)
・クアックサルバーはドイツ語で「インチキ医者」とのことらしい
・白の材料(劇薬)を入れすぎてバーストしないようにしながら、良い薬を作って材料を仕入れていく拡大再生産ゲーム
・らせん状にコマを配置していくのですが、ゲームが進むにつれてより遠くにいけるようになってくるのが目に見えて拡大再生産していく感じがあり楽しい
・コンポーネントの手触りや色の感じも楽しくてかなり好みでした
パズルとしての面白さ:★★★☆(3/4)
・白の材料の数値(1,1,1,1,2,2,3)とバーストのボーダーの設定(8以上)が絶妙で、いきなりバーストしたり、ある程度リスクをコントロールできたり、引きによって変わるのが楽しいです
・最初の方に3がでるとうわ!と思いますが、それ以降は最大でも+2までしか増えないので、逆にバーストのリスクをコントロールしやすい状況とも言えます
・引きによって展開が変わって、その都度の判断(博打 or 堅実)が重要になるゲームですね
・バッグの中にある重要な材料(数値の高いもの等)の数を覚えておいて、リスクを犯してでも引く価値があるのかを冷静に考えることも必要ですが、最後は運が必要というのがいいですね(笑)
インタラクションの面白さ:★★★☆(3/4)
・バーストしていない人のうち、鍋の値が1位のプレイヤーが報酬を受けるので、お互いの鍋を眺めつつのチキンレースとなります
・1位報酬の内容がダイスで決まるというのがまた絶妙で、バーストのリスクを犯してでも欲しいのかについて常に頭を悩ませることに
・勝利点で差をつけられているプレイヤーには、ねずみのしっぽというアドバンテージが与えられるので、負けていても気後れなくプレイできる感じがありました
おすすめしやすさ:★★★★(4/4)
・拡大再生産の快感(雫を進めて鍋を強化したり、材料の組み合わせを考えてバッグを強化したり)はたっぷり味わえます
・メインでやることはバッグから引く or やめるなので分かりやすい
・全員同時に鍋から材料を引くので、ダウンタイムもかなり少ないです
特に、ドミニオンやエルドラドを探してのように相手のデッキがぶん回っているのを眺める時間がないのが、実はプレイ体験の向上にかなりプラスになっているのではと思いました(笑)
・そして、デッキの完成度で負けていても引きが良ければワンチャン高い評価値を達成できるので、最後まで無力感が発生しにくいというのもいいですね
プレイ体験:★★★★(4/4)
・ラウンドが進むごとに自分の鍋がより高得点を出せるようになってくるのがとにかく楽しい。拡大再生産の醍醐味が味わえました
・赤(キノコ)+橙(かぼちゃ)以外はあまり他の色との相互作用はなく、コンボを組むような楽しさはあまりなかったです(基本のゲーム以外だと材料の効果が変わるのでまた違いそうですが)。
これ、ドミニオンでいうデッキ圧縮や材料のアップグレードみたいな効果もあったら絶対楽しいですよね…
初めて触れるシステムなのに、「こういう効果の材料があったら楽しそう」という妄想が膨らむのは、それだけ発展性が高いメカニクスだからなんだろうなと思いました
モチベーション:★★★★(4/4)
・めちゃくちゃ楽しかったです。とりあえずもう1回やりたい!!
・デッキ構築だと認識していたのでちょっとガチよりに捕えていましたが、デッキ構築がうまくいっても最後に引きに左右されるので、次はもっとパーティー的に楽しみたいなと思いました
補足:レビュー項目について
別記事でまとめていますので、気になった方はご参考まで
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?