2024年 富士五湖ウルトラマラソン 4Lakes(100km) ~ウルトラマラソンのすすめ~
終始やや肌寒く、曇りでそよ風が吹く天気で、これ以上はないマラソン日和。トラブルさえなければPBが出せそうな予感でした。無理せず完走目標ですが、行ければ行く。結局、終盤まで全く脚が疲れず、終盤もあまりペースダウンせず、12時間6分でゴール。これまでのPBが2018年の高山の13時間12分なので、1時間以上PB更新となりました。コロナ以後、ウルトラマラソンをメインに練習していたので感慨深いです。
富士五湖100kmの走り方
■100kmの基本作戦
作戦はいつものとおり、下の3つ。
ペース設定は平地で6分30秒、42km地点で5時間、50km地点で6時間、80km地点で3時間以上を残す
無理は厳禁で、故障、不調は早めに対処
走れるところはなるべく走る(登り坂でも)
計画は細かく立てるけれど、結局は体調と相談しつつ、その場その場の判断で行くしかないのがウルトラマラソンだと思います。それでも一応のタイムマネジメントはしました。
■ウエア・携行品
ウエアは短パン、Tシャツ、バイザーで、ザックは無しで、短パンのポケットに携行品は詰めました。携行品は、スマホ、flipボトルの小さいの、Salomonのソフトカップ、ジェル✕3、アミノ酸✕4、薬(ロキソニン✕3、バファリン✕2、ガスター10✕3、キャベジン顆粒✕1、コムレケア✕2、下痢止めストッパ✕1、ミネラルサプリ✕3日分、絆創膏✕2、テーピングテープ✕1)。かなりたくさんに思えますが、ポケットティッシュサイズです。消耗品で使ったのが、ジェル✕1、アミノ酸✕4、ロキソニン✕1、バファリン✕1、ガスター10✕2、ミネラル錠剤✕2日分でした。
■当日のペース
ウルトラマラソンは、42km地点がスタートだと思っています。50kmまでが序盤、50〜80kmが中盤、80kmからゴールまでが終盤というイメージ。前半は設定ペースを、中盤は設定ペースプラス1分くらいをキープ。そして、終盤はペース設定できないのが普通でしょう。今回は、スタートから80kmまでは特に苦労せずキロ6分20~30秒ペースがキープできました。80~90kmは、キツさを感じながらもなんとかキロ6分20~30秒ペースをキープ。90km以降に緩やかな上り・急な上りがあり、ゴール前は下りになります。さすがに、90km以降はペースダウンしたけれど、平地でキロ7分くらい、上りは歩きと走りが半々の感じでした。
■コース
富士五湖4lakesは、終盤までキツい又は長いアップダウンがなく、難易度の低いコースだと思います。当日は曇天なので、あまり富士山を見られる機会がなかったのは残念です。それでも、湖畔や林間にそったコースの景色は美しく、全く飽きる事はありません。かなり良いコースだと思いました。
スタートはウェーブ制ですが、途中関門は全ウェーブ同一時刻。なので100km第3ウェーブは、途中の関門がかなり厳しいです。とはいえ、完走できる人ならなんとかクリアできる設定時刻だと思います。
■エイド
関門エイドでは、3~5分くらいの滞在、その他のエイドでは、1~2分くらいの滞在だと思います。いつもは中盤以降は固形物を食べられないのですが、今回は早めのガスター10のおかげで、終盤まで少量の固形物(ドーナッツ、バウムクーヘン、バナナなど)を食べられました。ただ、ほとんどのカロリーはコカコーラで取っていたと思います。
100km第3ウェーブは、全競技中最も遅くエイドにたどり着く事になります。なので、一部の補給食(アクエリアスなど)は不足しがちでした。エイド食に目玉はなくても、必要十分な水分・糖分・塩分はありました。
■故障など
私の場合、脚の故障の多くは上りの筋肉疲労、下りの着地衝撃が原因でした。今回はそれがなく、脚の故障に悩まされずに、走り切れました。唯一辛かったのが足底筋膜炎の鈍痛でしたが、これは鎮痛剤で抑えた上で、持病で仕方ないと諦めました。