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グルテンフリー生活、会社の飲み会どうしてる?
こんにちは、グルテンフリー生活9年目のにれねこと申します。
みなさんは会社の飲み会、どうしていますか?
グルテンフリーの食生活をしていると、外食の選択肢が限られることも多く、飲み会の席では特に悩むことが増えます。
私自身、グルテン不耐症と気づいてからも周囲に伝えられず、飲み会でほとんど食べられない経験をしてきました。
でも、思い切って伝えたことで状況が大きく変わりました。
今回は、私が飲み会でどんなふうに対応してきたのかをお話しします。
伝える前は
私は、グルテン不耐症だと気づいてからも、親しい人以外には伝えていませんでした。
理由は、「迷惑がられるだろう」と思ったから。
当時勤めていた会社は、「飲みニケーション」と真顔で言うような職場で、とにかく飲み会が多いところでした。
正当な理由もなく断りにくい雰囲気もあり、しょうがないので、ほぼ食べられない覚悟で参加していました。
大体、居酒屋のコース料理なので、一番最初に出てくるお刺身盛り合わせをいただいて、 あとは付け合わせの野菜をつまんだり……(笑)。
お腹が空くので、飲み会前に持参したおにぎりをトイレでこっそり食べたりしてましたね。
いま思うと、変な方向に頑張ってたなぁと思います(苦笑)。
伝えるきっかけ
きっかけは、私の転勤が決まったことでした。
送別会を開いてくれることになり、幹事を任された方が、私の好みを聞いてくれたんです。
私のためにお店を選んでくれるのに、食べられないなんてさすがに申し訳ないなぁと思い、思い切って伝えました。
「実は、小麦が食べられないんです」と。
ちょうどその頃、AmazonのCMが話題になっていて、「小麦アレルギー」の認知度が一気に上がっていました。
「小麦アレルギーで給食のパンを食べられない女の子のために、米粉を使ったグルテンフリーのパンを作る」
という感動的なストーリーのCMです。
ちょうど、こちらの記事でYoutube動画が紹介されています👇 記事の内容も面白いのでぜひご覧ください。
このCMのおかげもあってか、「あのAmazonのCMでやってたやつか」と、割とすんなり受け止めてもらえました。
それからは
この送別会の一件から、「小麦が食べられない」ことをオープンにするようになりました。
異動先は少人数の部署だったこともあり、融通が利きやすかったことも幸いでした。
最初は「私ひとりのためにお店を限定するのは申し訳ないな」と思っていましたが、どちらかというと、周りの人たちは協力的で。
「ここなら行けるんじゃない?」と積極的にお店を探してきてくれたりしました。
周りの優しさを感じることで、感謝の気持ちを持つことのほうが多かったです。
もちろん、そういったお店が選べない飲み会もあります。
そんなときは、今まで通り食べずに過ごすか、参加しなくても問題なさそうなら欠席するようになりました。
我慢する機会がぐっと減ったのは、大きな変化でした。
オープンにしてよかった?
私は、「言ってよかった」と思っています。
「そんな個人的な事情に周りを付き合わせるなんて」「好き嫌いと何が違うの?」という意見もあるかもしれません。
実際に、ある人から「小麦食べるとどうなるの?」と聞かれ、「しんどくなります」と答えたら、
「そんなの、お酒飲んだら誰でもあるよ」と言われたこともありました。
でも、思うんです。
あなたの身体や体調のことは、あなた以外には正直わからない。
どれくらいしんどいのか、感じ方も、生活への影響度も人それぞれ。
そして、身体を痛めつけてまで、するかしないかは自分で決めることです。
あなた以外の誰も責任を取ってくれません。
この経験で学んだこと
オープンにして感じたことは、そういう「我慢しろ勢」はごく一部、ということ。
ほとんどの人は、興味がない。たいてい根掘り葉掘り聞いてくるわりに、次に会う時にはすべて忘れてます(笑)。
でも一番の収穫は、私が想像していたより多くの人が、気にかけてくれることを知れたことです。
周囲の優しさに気づくきっかけにもなりました。
そして、「自分の要望を他人に伝えてもいい」ということ。
昔は「迷惑だから」と勝手に自分で決めつけて、勝手に我慢していました。
ですが、実際に話してみると、「意外とすんなり受け入れてもらえること」を学びました。
もちろん、大切なのは、
あくまでお願いとして伝える
無理なら諦める
感謝する
このバランスかな、と思います。
すべての希望が通るわけではないけれど、伝えることで我慢の機会を減らせるのは大きなメリットです。
もし、飲み会の対応に悩んでいるなら、伝え方次第で、思った以上に受け入れてもらえるかもしれませんよ。
この記事が少しでも役にたつとうれしいです。