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塾に入るタイミングは?

まえがき
思い立ったが吉日、とはいえ中学受験をすると小学6年の夏休みあけに学校のお友達に影響を受けて塾に入る。そうなるとなかなか成果をあげるどころか、塾生とのギャップで劣等感を強く感じてしまい、そもそも勉強嫌いになってしまう可能性があります。沖縄の中学受験は12月に開邦中や球陽中といった県立中高一貫校、1月に沖尚中や興南中、昭和薬科附属中などの私立中受験が実施されます。そのいずれかを目指す場合、各学校の問題レベルや競争倍率などを考えたうえで、塾に入るタイミングを決めていく必要があります。これまで多くの受験生を見てきた経験をもとに、塾に入るよりよいと考えられる入塾のタイミングとは。


①塾に入る目的は?

子どもの受験対策、どうしよう?

塾に入る理由は学校の授業を補完すること、中学受験で目標とする学校に合格することがメインになります。計算力を磨く、文章の読みとりを磨くことを専門とするところで学びたいという理由もあるでしょう。

そのいずれも目標を明確にすることが大切だと感じます。将来的に何をしたいのか。どのような結果につなげたいのか。目標があるとその達成に向けて成長を続けることができます。また目標を手に入れたときの達成感、目標を手にすることができなかったときの振り返りと次へ向けた行動による成長が得られます。

大目標をしっかりと定め、そこに近づくための中目標にむけて目の前の小目標の達成を繰り返し、基礎基本を確実に固め、さらに達成感による大きな自信を生み出すことが大切です。

無理のない受験対策

沖縄県では塾に入る目的として昭和薬科附属中合格、開邦中合格、球陽中合格とされるご父母が多いのですが、その志望校へ進学するということはより中学受験よりハードな勉強をしていくことになります。

志望校に合格することが目的となってしまうと、その目的が達成された段階で終了モードになりがちです。いわゆる燃え尽き症候群というイメージ。

中学受験の志望校合格はあくまでも目標のひとつであって、目的であってはならないと感じています。

やる気がなくなる

進学塾に入ることによって、人生のひとつの目標である志望校合格に向けて、大目標は中目標の達成、小目標の達成の継続の先にあるという経験をすることが重要だと思います。

小目標や中目標は大目標とくらべてはるかに達成しやすいものです。それを大目標の志望校の中学受験に詳しい塾で、同じ気持ちを持った仲間と楽しみながら成長することを目的とすべきでしょう。

その目的は中学受験における合格につながりやすくなります。合格したあとも大目標、中目標、小目標の設定と達成を継続。これは社会人になっても非常に大きなアドバンテージとなります。また、仮に中学受験がうまくいかなかった場合でも小目標へもどる振り返りと修正、行動の姿勢につながるでしょう。

進学塾は費用的にかなり大きな支出となります。合格が手に入らなければ意味がないという気持ちもわかりますが、もっと大きな大きな人生を豊かにする手法、経験値を学んでいく教育投資という考え方が大切だと思います。

未来につながる教育環境

塾に入る目的、それは将来へむけての経験値と蓄積という感覚が親御さんにとって大切なのかもしれません。その目的が子どもたちを小目標、中目標、大目標の達成に導くのです。

②親と子どもの意思のギャップ

中学受験であれば志望校合格を達成することで大きな自信と満足につながるでしょう。不合格であってもその振り返りをし、次のステップへ動き出すことで、失敗に対する対処法が経験値として蓄積されます。

社会生活の長い大人はそのことを知っています。親としては、よりよい子どもの将来を考えて開邦中、球陽中、沖尚、興南、昭和薬科へ進学させようという気持ちが高まります。

でも、

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