2021年2月双葉町取材の記録(写真)その7/双葉厚生病院〜双葉駅周辺
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旧双葉町役場から双葉厚生病院へ向かう
双葉老人福祉会館
双葉厚生病院
双葉厚生病院の周辺は、実は面的に線量が高めだ(1.0μSv/h以上)。そして、双葉駅から原子力災害伝承館に行くには、必ずここを通る。駅と伝承館とを行き来するシャトルバスならいざ知らず、伝承館が開館まもない頃に東京新聞で報じられたように、未成年者がここを歩いて行くこともある。
伝承館が開館したとき、既にこの周辺が線量高めなのを知っていた僕は、フォローアップ除染を行うものだと思っていた。しかしその後除染が行われた様子はない。ちなみに双葉町の除染の責任者は、「10μSv/hまでなら子どもが外で遊んでも問題ない」と語った原子力災害伝承館館長、高村昇氏である。
六国を越え双葉駅へ
双葉ふれあいクラブ
双葉駅
宿があるいわきに向かう電車が来るまで時間があるので、少し駅前を散策する。
双葉中学校に向かう歩道橋
双葉駅から双葉中学校に向かうには、この歩道橋を使うのが最も近道。しかしこの日は、線路を超えた先が工事中で、渡ることは出来なかった。
この歩道橋は、2022年3月16日の震度6の地震で倒壊した。それから2年半以上が過ぎた2024年10月の今でも、ここは倒壊したままである。そのため、双葉駅の東口から西口への移動は、今もかなり不便な状態のまま。
双葉駅前の様子
このステーションプラザ双葉をはじめ、震災前の建物をそのまま使ってるケースがいくつか見られるが、除染はどの程度されてるのだろうか。僕は南相馬小高区の家屋の除染を少し手伝ったことがあるが、建物の汚染は実はかなり酷く、そう簡単に取り除けるものではない。除染がいい加減なままそこで働くことになれば、職員は継続的に被曝することになり、健康が脅かされる。
常磐線でいわきへ
<続く>
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