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2021年2月双葉町取材の記録(写真)その5/双葉駅東口周辺

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<続き>


JAふたば総合営農センター

 「その4」の最後で「ホットスポット」と書いたが、何度も書いてるように、ここ寺内迫は全体的に線量が高い。常に2.0μSv/h(震災前の50倍)以上あり、スポット的に3やら5やら7やら超高線量の場所がある。この場所も同じ。このJAに設置されているモニタリングポストの値もこの当時は3.0を超えていた。

 24年の今はフォローアップ除染がされたが、それでもモニタリングポストは1.0μSv/h以上である。

21年当時は車も放置されたまま。
モニタリングポストは3.189μSv/h。
地表約1mで6.0μSv/hを超えた。
地表20cmほどまで近づけるとこの数値。
この枯葉は一体どれだけ汚染されてるのだろうか。
冷や汗を垂らしながら駅の方へ戻ることにする。

JAふたばから駅方面へ南下する。

防空壕跡。
取り残された生活用品。
ここも今はもう解体され存在しない。
だだっ広い更地。かつては民家があった。
駅方面へ。この家は3.11で傾いたままだ。
「復興シンボルロード」の橋桁。

駅前商店街へ

駅前商店街。24年の今は更地だらけだ。
道路からこれを見つけた時はとても驚いた。
この消防団の詰所は24年の今もまだ残っている。今は壁におかしな落書きが描かれているけれど。
双葉駅前の交差点から六国方面を見渡す。
右の白い壁の建物はかつては東邦銀行だった。今はふざけた落書きが描かれている。

双葉駅

双葉駅の北側にある駐輪場。20年3月に駅が増築され新しくなったものの、
1年近く経ったこの時も駐輪場には原発事故前の自転車が残されていた。
伝承館に向かうシャトルバスの停留所が建設中だった。
双葉駅の南側には、倒壊した農業用重機置場がそのままだった。
この状態で東京五輪2020の聖火リレーが行われたが、中継では巧妙に隠された。
双葉駅前に立つわかば薬局の廃墟。この建物は長らく解体されることがなかったが、
23年になって解体された。
初発神社。原発事故後に再建されたもの。
双葉駅の南側の商店街へ向かう。

双葉駅の南側へ

この店舗も今は解体され存在しない。
この建物は24年の今もまだあるが、もっと荒れ果てている。

新山城本城跡

新山城本城跡。鳥居をくぐって階段の中間あたりに新山神社がある。
一番上まで登ると児童公園があり、その中には過去の戦争の忠魂碑がある。
20年3月にここは訪れているので、この時はスルーした。
前田川の支流。

光善寺

前田川の支流を渡ると光善寺がある。門は地震で倒壊したまま。ここは今もまだこのままである。

六国方面へ

光善寺の脇を抜け、六国方面へ。奥の右に見える大きな建物、双葉町役場へ向かう。
前田川。

<続く>

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