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2018年12月福島、富岡町総合スポーツセンター周辺

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<続き>

駅から海へ向かうのは諦め、高台の小浜地区にある富岡町総合スポーツセンター方面を目指す。
廃炉資料館の前を抜け、国道6号へ出ると…

国道6号線上、信号待ちをするフレコンバッグ運搬車に遭遇した。

(右上の林の先、高台の小浜地区を目差す)

(高台の手前のパチンコ屋廃墟)

(小さな階段を上がり小浜地区へ向かう)

グーグルマップで確認した時点から、この階段が非常に小さく、やや鬱蒼としているだろうことは想像できた。
つまり、空間線量が上がるだろうと。案の定1.13μSv/h。

(何軒かは解体され、住宅街と呼ぶには寂しい)

(福島第二原発の排気筒が見える)

(海がきれいだ)

家屋が解体されれば、当然“放射性廃棄物”となった瓦礫が出る。大切な財産が全て廃棄物となる。
解体せずに戻る決断をすれば、“放射性廃棄物”の中で生活することになる。それが避難指示解除された富岡と浪江。

この高台の住宅地は、原発事故がなければ今も普通の暮らしが出来ていたはずだ。

(家の敷地内が荒れ果てているのを確認し、空き家であることを実感する)

(高台から見える風景はとても素敵だが)

(富岡町総合スポーツセンター。この先は帰還困難区域になるのか)

(富岡町武道館に貼り出されていた紙)

(野球場)

(海は無理か…)

頭を切り替えて切り替えて団地方面へ向かう。
ここは以前にも来たことがあるが、あまり詳しくチェックしていなかった。きれいになってるので、てっきり除染作業員らの宿泊施設になってると思っていたが、近づいてみれば、すぐに廃墟だとわかった。

(スポーツセンター傍の駐車場に放置された車)

(窓ガラスは割れていた)

(大量のゴミ。解体されるようだ)

(空と山)

美しいがあの山の中は汚染されてしまった。
空は抜けるような青。浜通りの空は本当に青い。とても美しかった。

廃墟と美しい山々、青い空のコントラストに夢中でシャッターを切っていると、団地の中で物音がして人が出てきた。解体業者が土曜日のこの日も仕事をしていた。僕も驚いたが、向こうもかなり驚いたと思う。こんなところを徒歩で歩く物好きはそんなにいない。

<続く>

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