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シャイな守護霊。

UMAや河童やツチノコやら、如何(いかが)わしさが満点で眉唾な代物ってのは大なり小なり興味を惹かれて当然好きではあるんだけれど、今回はいたってクソ真面目な実際にあったお話。
ザ・ノンフィクション。では行ってみようか。


イントロダクション

そもそもって実際あると思う?いると思う?見えない世界。知らない世界。現世とか来世とかウンタラカンタラ。その人自身が持つ、発しているオーラがあるとかなんとかってスピリチュアルなやつ。
俺さ、10数年前まで一切信じてなかったんだよそれらもろっと全部を。だって俺にはそもそも霊感がないんだから。皆無。だからもしもその類が仮にあったんだとしてても、俺には無効試合、ノーサイドで全てが無かったことになる。ないわ。ないない。な、ないない(怖い)
現実主義の権化みたいな男だった。だった。のに。。
もうだいぶん昔の話なんで、思い出しながら書きます。


10数年前のとある日、平日22時ぐらいに突然、幼なじみが家にやって来たのね。
その幼なじみが、バイトの同僚なんだーっていう子を一緒に連れて来たんだよ。
ぱっと見、外見はごくごく普通の子。綺麗でもブサイクだとも全然思わない普通の女の子。その子が、あーどうも初めましてーなんて挨拶もそこそこに開口一番、


、、あなたの身に危険が迫ってるから来ました!


って言うんだよ。
は?え?ちょ?まっ?なに??って流石になったわそりゃ。
幼なじみに事情を聞くと、この子はとんでもなく霊感を持ってて、物凄ーく強烈な守護霊が自分の背中にいて、その守護霊がいろいろと助言してくれたり普通に会話ができたりするんだって!えーマジか??

当時、頭の硬い俺は半信半疑でその説明を聞き、はいはい、で?それで?それで?それで?と矢継ぎ早にその子に事情を聞く。
その子曰く、
「(幼なじみA子)の友達のうち一人が、近い将来酷い目に遭うから教えてあげに行きなさい!」って自分の守護霊に言われたんだって。
えーー!(この時点ではまだ全然信じてない)

で、その会話とかは数十分か小一時間かその程度だった気がするんだけど、
「、、あなたは違うみたい。「この人じゃない」って言ってる」って言われたのよ。

あー、そうなんですか。。それはよかった。良かったのか?いや良かったよな。

この話の後日談になりますけど、実際に酷い目にあったのは俺じゃなくて、仲が良かった別の友達でした。この話をしていた約半月ほど前に仕事を辞めて実家に戻ることになり、こちらからは一切連絡取れずに音信不通となり、じつは鬱病を患ってしまい数年間入院生活をしていたらしくそれを本人から数年後に直接聞いた、という顛末。汗




未知との遭遇。目に見えない世界。

まだその↑事実すらもわかる前段階だったんだけど、思い当たる友人に連絡しまくったね。「一刻を争う」的な鬼気迫る感じだったしね。
で、やっぱり興味はあるし、ホントか嘘かもわかんねえやー!ってのがまずは最初。

完全にその話を俺信じるようになったわーってのが、途中〜最後まで。だって、朝の5時ぐらいまでずーっとそんなスピリチュアルな話をその子としてたのよ。

俺がその子(仮にRさんとしよう、霊だけに)を信じた理由は、
・俺からする質問その全てに全部まるっと回答してくれたとこ。なんなら捕捉までつけて。
・その質問というか雑談が22時〜朝5時まで掛かったこと。
・なにより、そのRさんには一切メリットがないこと。

3番目がとくに信じきれる理由だったかな。
どこそこの誰それは、ものすごく見えるらしいとか評判の、いわゆるお金払って見てもらう「見える系の占い師さん」とかじゃ全然ないし。しかも俺と歳もそう変わらない普通の子。そもそもなんで朝まで俺とスピリチュアル生会議をせにゃならんのよと。平日に。
おそらくその時の俺、ありとあらゆる質問をその子にしてみたよ。

俺「なんで守護霊とかが見えたり会話できたりすんの?」

R「〇〇年ぐらい前に何処何処(これの場所忘れたなー)に行ったときにくっ付いて来た。元々霊感はあった方なんだけど、まさかついてくるとは思わなかったw」
「だけどかなり特殊で神様側の結構偉い偉い方の霊なんだってー」


R「悪霊とかももちろんいて、悪霊の世界もキッチリとした縦社会で、下っ端は個人の家とかに居座って悪さをする。下っ端は悪さをするぐらいだけど、中堅ぐらいだと家の大事な大黒柱の命とかを狙う。下っ端はそれがやりたくてもできない。小さい悪事を積み重ねて出世する」悪霊界も厳しいのね。。
「9・11のとき(アメリカのあれね)は、今までみたこともないぐらいにとんでもない奴がテレビ画面に映ってたよー」って軽く言う。軽く。。

俺「御祓(おはらい)とか除霊とかってホントに出来るの?」

R「うん、たまにやるよ。なんかこう、説得して連れていく。下っ端は簡単。」

R「私の守護霊がそいつを抱えて、こう、、持ち上げる感じ?にして、なんかフワ〜っと上に一緒に上がっていくの。少ししたら守護霊だけが帰ってくる」
「けれどその悪霊がいなくなるまで1〜2週間ぐらい、私がソイツと一緒にいなきゃいけなくて(!)その間、私はもの凄く具合が悪くなるのね。身体のどこかが悪いとかじゃ全然ないのに。ずっと具合悪い。だから、普段は目に見えてても取らないでそのまま放っとく。いっぱいいるし」

R「この間も友達の家に遊びに行ったらソイツがいてさ、家の外に行きなさい!って追い出したよ」

なんか「ゴミ捨てといたよー」みたいなノリで言わんでくれよ。。

R「それから後日、追い出したソイツのことがやっぱり気になってて、何週間後かにそこの場所に探しに行ってみたのね、そしたらその友達の家の隣だったかそのご近所だか(忘れた)に不幸がらあったらしくて、あーアイツかー、って思ったの」

怖い。普通に怖いよ。。。

まだまだ続くよー



私の後ろにいたものは、、、

俺「俺にも守護霊とかっているの?」

(俺の方を向いたまま俺の奥を覗く目線しながら)
R「、、いるよー。ちゃんといるよ。」

その間が怖いって!

R「守護霊がいる人もいない人もいるんだよー。飼ってたペットとか、全然関係ない動物が守護霊でついてたりもするー」
「たぶんあなたの守護霊は、あなたが知ってる人。生前に会ってるよ」
「頭ハゲてて特徴がこれでこれで、、」
それって、数年前亡くなった俺の爺さんまさにズバリやんけ。。

R「ただねー、この守護霊さん、ちょっと変わってる。。」

俺「と、いいますと??」

R「守護霊さんって普通は、人の真後ろにいたら真正面でこっちを向いてて見える私をちゃんと見てくるのね。それなのにこの守護霊さんは、なんかこう、、斜め45度?ちょっと横向いたままでチラチラっとこっち向く感じで私と目線をあわせてくれないもん」

俺「ええーっ!?そ、それって一体どういうことなの??」


R「うーん、、シャイな守護霊?」


俺「シャイな守護霊!!ww

なんだよそれw面白くて大きな声が出たわ。
すっごい珍しいよー、とか言われたなー。
ほかに、俺のオーラの色はたしか青、グラデーションで緑。ちょっと赤とかが混じってるとか言われた気がする。ちょっとここは記憶曖昧。

あとなんだろ、「あなたの守護霊さんは、あなたが新たに出会う女性の邪魔をしてるよ」とかも言われたな。守護霊ってそこまでできるんか??



全全前世

俺「俺の前世は?そんなのも見えるもんなの?」

R「見えるよー。見てみようか?」

俺「あと、前世っていっぱいいる筈だよね?いま(現世)からみて、1個前とか2個前とかもっと10個前だとか。でもそういうのって順に全部わかるの?」
我ながら、なんて意地悪な質問だろうとちょっと自己嫌悪した。

そんなん聞いたらそれも即答で答えてくれた。
R「今の自分に一番近い性格とか特徴の人が出てくるよ」

って言った直後にまた、うーん、、って20秒ぐらい待ったかな。

R「もしかして動物とか好き?」

俺「うん、好き好きー」

R「あなたの前世はね、何百年前とかわからないけどかなり昔の外国。中世のお城みたいな大きな建物があって、そこの馬とか飼ってる動物の世話をする仕事してたよ」

へえ。それでそれで?

R「そこのお城の、幼いお姫様が可愛がってるリス、、これリスかな?なんかリスみたいなんだけどよく分かんない。そのリスみたいなのが、突然亡くなっちゃったのね。そのリスは寿命で亡くなっちゃったからお世話してたあなたは全然悪くないのよ。けれどもお姫様も悲しくて悲しくてずーっと泣いてて、それが辛くて辛くてあなたはずっと自分せいだと責め続けてるよ」だってさ。
(これ、俺の創作じゃなくほんとにこう言ってたんだからね。前世を尋ねてみたらそんなロングストーリーを聞くと皆目思わなんだ。。)


R子さんの本音。


ほかには、未来予知的なこともちょっとだけ出来るんだとか。前述のとおり強力な守護霊さんがその子にちょいちょい教えてくれるんだって。で、R子さんに、

俺「だったら自分の将来の旦那さんとか教えてくれないの?」って聞いてみたら、

R「それがねー、ちょっと聞いてよー!」

と、ここだけが普通女子だったな。笑

R「教えてよー!と何度か尋ねてみたんだけど、最初に「渡辺、、あっ!言わない」って言われたのよ!それから一切教えてくれないの!」

R「それからはもう、苗字だけは知ってる渡辺さんだけを探してる。合コンとかどこか行く先々で名字が渡辺さんで初めましてで知り合ったらもう、かなり毎回ドキドキしてるー」だって。女子か!いや、女子やw


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

終曲。


あとほかに、この時よりもさらに数年前に、俺の従兄弟がなかなか酷い孤独死をして亡くなってしまってて、彼の遺体やら部屋の後片付けやら諸々手続きとかをしたんだけど(これはかなりグロいんで割愛。グロすぎる。特殊清掃の内容。そのうち気が向いたら書く)やっぱりそれも聞いてみたかったんだよね。心配だったというか色々思うところもあって。

亡くなった人とも話せるの?って聞いてみた。
するとR子さんは「その人の顔とか特徴とかを思い出してみてー。そこから探してみるー」って。おおお、、



自分のことを覚えてて、思い出してくれるだけでも嬉しい。

って言ってるよーってR子さんは言ってた。
他にも、丑満時の神社とかそういった場所には近よるなだとか、まだまだいっぱい話しした筈だけど、もうほとんど忘れた。




うーんここまで書いといて、実は嘘でしたピョーン!とかはさすがにハードル高いな。高すぎるわ。これ全てが嘘ならばどんだけ創作豊かなのだろうかと。


それ以来、そのR子さんとはいまだ1度も会ってもいない。会えたら勿論楽しいんだけど、自分には会う必要がないんだろうなーって、そう解釈してる。

※翌日になっていろいろまた思い出したんで、前世の話とか加筆しました。

信じる信じないは人それぞれ。俺は信じるよ。それでは。





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