小説を書ける人と書けない人とを分けるもの
このnoteというサービスには小説を書きたい人、あるいは実際に書いているが上手くいかない人が多いようだ。そういう人に向けたアドバイスの記事も溢れている。
そこでぼくも一つアドバイスを書いてみよう。ちなみにぼくは、日本でも上から数えて数番目くらいに自分の書いた「小説」が売れた人物なのだが、誰もアドバイスを求めに来ない。なぜだろうか?
小説を書ける人と書けない人の差は、嘘というもののとらえ方にある。嘘を本当と思える妄想力がある人は小説を書ける。一方、嘘は嘘でしかないとしか思えない人は、悲しいけれど小説は書けない。実は、意外にも「小説を書きたい人」には、こういうタイプが多いのである。
なぜかというと、その人たちはおそらく現実がつらいのだろう。だから、小説=虚構の世界に逃げ込む。それで、「虚構はすばらしい」と思う。一方、「現実はつまらない」と思う。
だから、現実など書いても意味がないと思ってしまう。それで、がんばって「虚構」を小説に書こうとするのだ。そうすると、小説はとたんに面白くなくなる。
小説は、たとえどれほど荒唐無稽な虚構であろうと、筆者が「現実だ」と信じて書かないと面白くならないのである。では、どうすれば虚構を現実だと思えるのか?
それには、二つの方法がある。
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