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「頭が良い」とはどういうことか?

ぼくに限らず多くの人は、普段から安易に「頭が良い」「頭が悪い」と論じたり評したりしている。しかしながら、あらためてその定義を問われると、ほぼ全員が答えに窮する。そうして、その定義を曖昧にしていたことに気づかされる。

ただし、ほぼ全員が「勉強ができるからといって、頭が良いとは限らない」という認識については共有している。それは、勉強ができても「頭が悪い」と直感的に思わされる人間が数多くいて、ほとんどの人がその人生の中で、そういう人と出会った経験があるからだ。

だから、実は共通の認識や感覚というのは、皆が持っている。ただし、その正確な定義ができないでいるだけなのだ。存在は分かっているが、霧に隠れて姿は見えないという状況である。

ぼく自身も、ときどき「岩崎さんの言う『頭がいい?』ってどういう意味ですか?」と聞かれる。そしてかなり近年まで、それに対する答えをぼく自身も持っていなかった。なかなか上手く定義化、概念化できなかった。

しかしここ数年考え続けて、ようやくその定義が固まってきた。ぼくが言う、そしてほとんどの人が言う「頭が良い」というのは、次の短い言葉で説明できることだったのだ。

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