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日枝久氏は強烈に「やさしい」人間なのではないだろうか

ぼくはかつて放送作家をしていたが、フジテレビの大物、日枝久氏とは一度も会ったことがない。しかしながら、フジテレビでも仕事をしていた関係で、日枝氏をよく知る人物とは何人も会ったことがある。そして、そこで幾度か日枝氏の噂を小耳に挟んだ。

そこで今回は、そこで聞いた日枝氏の話について書いてみたい。

ぼくが最初に日枝氏の話を聞いたのは1986年、ぼくが高校3年生のときだ。とんねるずのラジオを聞いていたとき、これは今でも伝説として残っているが、石橋貴明氏が日枝氏にゴールデンの枠をくれるよう直談判したという話をしたのだ。

当時の石橋氏は、そろそろおれもゴールデンで冠番組をやりたいと考えていた。そのときたまたまフジテレビのエレベーターで日枝氏と一緒になった。すると石橋氏は、そこで日枝氏にゴールデンの枠をくれるよう直談判するのだ。

すると日枝氏は、その場で「火曜ワイスペの放送枠」で番組を作ることを約束する。つまりスペシャル番組枠で試しに作ってみて、結果が出れば(数字が良ければ)レギュラー枠を与えてもいいよ、という答えだった。

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