「分かった気になっている人」の正体
世の中には「分かった気になっている人」というのがけっこういる。それはぼくの本がヒットしてインタビューをたくさん受けてから気づくようになった。インタビューでは話が通じないことが多い。ただし全く通じないわけでもない。体感で1割は通じるだろうか。残りの9割は通じていない。
なぜこういうことを思い出したかというと、この記事を読んだからだ。
この人は、残念ながら9割の方の人である。それで、「分かった気になっている人」の正体、というものが分かった。世の中には、なぜ分かった気になっている人がいるのか? その理由が分かったのである。
それは、「理解すること」に価値を感じている人だ。そういう人は、理解することを無理やり目指すので、必ずなんらかの形の理解を得ようとする。その過程で無理が生じるから、結局分からないまま「分かった気」になるのである。
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