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台風13号の高齢者施設の被害状況・本日午前8時時点で、千葉県内の2施設が浸水・断水

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和5年9月11日(月)第1062号*****

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台風13号の高齢者施設の被害状況・本日午前8時時点で、千葉県内の2施設が浸水・断水
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 先週末から本州に接近した台風13号は、結果的には上陸せず、先週金曜(9月8日)午後9時に熱帯低気圧に変わったが、茨城・千葉・福島の3県で「線状降水帯」が発生して大雨となり、これらの地域を中心に「浸水」等の被害をもたらした。

 高齢者施設の被害は、厚労省が本日(9月11日)午前8時時点の状況を発表したが、これによると千葉県内で2件の被害が報告されている。茂原市の1施設は「床上浸水」と「断水」、千葉市の1施設は「断水」を被った。

 このうち、茂原市の1施設は「断水」は解消したものの「床上浸水」は治まっていない。また千葉市の1施設は「断水」が継続している。両方の施設とも「停電」の被害はなかった=画像・厚労省HPより。黄色と緑色のラインマーカーは、弊紙による加工

 【「断水」の原因は「排水管の流出」「停電」「水道管破損」「道路崩壊」等……】

 なお、医療施設の被害は報告されていない。今回の台風13号では、一般家庭等の水道の「断水」被害が目立った。厚労省のまとめ(9月11日午前8時時点)によると、福島・茨城・千葉の3県で、計176件の「断水」が報告されている。

 このうち、茨城県常陸太田市では、報告時点で2件が復旧に至っておらず、行政等で応急給水を行い対応している。この2件の「断水」の原因は「河川増水による水道管(添架管)の破損」。

 この他の地域(すでに復旧済み)での「断水」の原因では「配水管(添架管)の流失」「停電による断水」「地下貯水槽への雨水流入」「水道管破損」「道路崩落による配水管破損」が報告されている。

◇─[後記]─────────────────

 このところ、台風が日本に接近・上陸する際に、ニュース等でほぼ毎回出てくるのが「線状降水帯」です。これによる大雨の被害は、これまで私たちが経験してきた「台風がもたらす大雨」とはケタ違いのようです。

 全国の介護施設等では、台風が来た際に「浸水」「停電」「断水」等の被害に対して「ある程度の想定」をして対策を講じていると思いますが、現状ではさらに「想定を超えた対策」が必要なのかも知れません。

 特に、地元の行政機関との連携は、これまで以上に重要になると思われます。例年のペースですと台風はまだ、何本かは日本を襲いそうです。コロナの感染防止対策に加え、この「台風対策」も喫緊の課題となっています。

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