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厚労省・布製マスク配布「介護施設等は、上限が平型で3万4,900枚・立体型で540枚」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
**令和4年4月4日(月)第716号***

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厚労省・布製マスク配布「介護施設等は、上限が平型で3万4,900枚・立体型で540枚」
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 新型コロナの感染拡大を受け、厚生労働省が進めてきた布製マスクの在庫分の配布について、希望を申し出た介護施設に対して厚労省は「希望通り配布するが、1ヶ所当たりの上限は、平型3万4,900枚・立体型540枚となる」等と、4月1日に発表した=画像・厚労省HPより。黄色と緑色のラインマーカーは、弊紙による加工

 布製マスクの配布は、昨年(令和3年)12月24日から今年(令和4年)1月28日まで申し込みを受け付けたが、自治体・団体・個人を合わせて、合計で約37万件の申し込みがあり、配布希望の枚数は総計約2.9億枚となった。

 このうち、介護施設や団体等の申し込み分について厚労省は「申し込み枚数通りに発送するが、ただし上限は1ヶ所当たり、平型マスクの場合は3万4,900枚で、立体型マスクは540枚を上限とし、4月1日より順次配送を開始する」

 「なお、多数の配布希望があったため、100枚未満や、110枚等の十の位や、一の位の端数は切り捨てる。また、平型・立体型の両方のマスクを希望した場合は、平型マスクのみを配布する」等と述べている。

 【個人申し込みの場合は「一律で、49枚以下は10枚、50枚以上は100枚を配布する」】

 また、個人の申し込みの場合は、1つ住所で、申し込み枚数が「49枚以下の場合は10枚、50枚以上の場合は100枚を一律で配布する。なお、平型・立体型のマスクの両方を希望した場合は、平型のみを配布する」と述べている。

 さらに、自治体が申し込んだ場合は「希望どおり配布するが、100枚未満や110枚等の十の位や一の位の端数は、切り捨てる」等としている。

◇─[後記]───────────

 厚労省が配布した、いわゆる「アベノマスク」の在庫処理は、当初は「2月上旬頃より、順次配布する」等としていましたが、結果的には予定より約2ヶ月の遅れとなりました。その間に「第6波」による感染が拡大し、現在は「第7波」の兆候がみられます。

 結果論になりますが、やはり厚労省の対応は遅すぎると思います。布製マスクよりも不織布マスクの方が、コロナ対策としてはベターですが、この間に全国の介護事業所ではコロナ対応で、かなりの経費を費やしています。

 「応急対応」としての布製マスクの需要も、全国の介護事業所では、かなりのニーズがあったものと推測されます。少なくとも介護事業所等の申し込みには、最優先で2月中には対応すべきだったと思います。

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