「ホームヘルパーが確保できないのに、訪問介護事業所の収益は、なぜ『黒字』なのか?」
*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和5年11月16日(木)第1106号*****
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「ホームヘルパーが確保できないのに、訪問介護事業所の収益は、なぜ『黒字』なのか?」
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介護事業者の昨年度(令和4年度)の決算は、全体の収支差率(=利益率)が「2.4%」と過去最低で、サービス種別でみても、特養が「マイナス1.0%」老健が「マイナス1.1%」と、厚労省が調査を開始して以降で初めて「マイナス(=赤字)」となった(=一昨日付け弊紙で既報)。
厚労省が先週金曜(11月10日)に発表した「令和5年度介護事業経営実態調査結果」で判明したが、一方で、訪問介護は「プラス7.8%」で「黒字」となった=表・厚労省HPより。紫色と黄色のラインマーカーは、弊紙による加工。この点について、本日(11月16日)開催された介護給付費分科会で、出席した委員から質問が投げかけられた。
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