介護現場のICT活用「合理化した分、人を減らせばさらに現場は『ゆとり』がなくなる」
*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和5年12月1日(金)第1115号*****
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介護現場のICT活用「合理化した分、人を減らせばさらに現場は『ゆとり』がなくなる」
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次期介護報酬改定で「介護現場の生産性向上の推進」が大きな論点に据えられ、有識者が各々の立場から意見を述べているが、介護サービス利用者の家族から「ICT等を活用した分、人を減らせば、さらに現場は『ゆとり』がなくなる」との懸念が示された。
昨日(11月30日)開催された介護給付費分科会で、資料として「生産性の向上」に関する効果測定事業で「テクノロジー等の活用により、ケアの質向上に資する結果が確認された」と結論=画像・厚労省HPより。緑色と黄色のラインマーカーは、弊紙による加工=が示されたことに対する「反論」として意見が出された。
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