もやっとアカデミー~不確かな"もやもや"を味わう茶会~
休止と再公開について
何度か会を開催したのち、仕事と博論でてんてこ舞いになって休止状態になってしまったので、非公開にしていた。少しコンセプトの近い記事を書いたので、再公開する。
最初の公開時から年月を経て、「"不確かなものを味わう感性"」は、より重要になってきているようにも思う。もう少し温めて、場やメンバーのイメージが湧いたら、改めて開催するかもしれない。
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もやっとアカデミー宣言
私はこれから、「もやっとアカデミー~不確かな"もやもや"を味わう茶会~」を定期的に開催していきたいと考えています。
いろいろと意図はあるのですが、一言で言うと「"不確かなものを味わう感性"を磨く場」です。
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私たちは現在、何においても常に「はっきり」していることを求められて生きています。でも、複雑化・多様化している今の世の中、「はっきり」するって、かなり難しいですよね。
片や、数年先の常識が想像できないほど、変化の加速化も激しくなっています。地に足の着いた社会生活を営むことは大事なことですが、今確かなことだけの毎日では、気持ちも未来も先細りしていきます。
さまざまな不確かなものに触れ、新しい可能性の芽を察知するセンサーを持つことは、心豊かな暮らしや時代の変化に対応する知恵につながると、私は考えます。
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ところで、みなさん頭のなかに「今は明らかではないが、確かに存在している"もやもや"としたもの」、持っていませんか?
具体的に何をしたいのか、どうしたら実現するのか、はっきりしていないから蓋をし続けているような…
そうした「もやもや」を持ち寄って、お茶(お酒)とともに味わうことで、不確かなものへの感性を磨こうというのが、このアカデミーの主旨です。
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頭の中の「もやもや」を気兼ねなく出せて、楽しんでもらえる機会があると、まず気持ちがスッキリすると思うのです。聞く側にとっては、これまで触れたことのないような、全く新しい発想や世界を知る機会となるかもしれません。
さらには三人寄れば文殊の知恵、雑然としていた「もやもや」が、何か方向性を持った「ゆらぎ」へと成長することも期待できます。
しかし結果として、何にもならなかったとしても良いと考えています。何か意味のある結果を目的にしてしまうと、純度の下がった味気のない「もやもや」しか出てこなくなってしまいます。
むしろ残った「もやもや」すら受け入れる。そこから新たな味わいを見出す。そんな貪欲さも、不確かなものへの感性を磨くことに繋がると考えています。
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私にとっては、実験です。どういう形で進めていくかすら、まだ決まっていません。この「もやっとアカデミー」自体が、私の頭の中の「もやもや」の一つなのです。
不確かなものを味わう感性を磨くことで、人や場がどう変化するのか(しないのか)。そもそも他人の「もやもや」を味わうことなんてできるのか。
「もやもや」を持っている人も、持っていない人も、少しでも「おもしろそうだ」と思った方はぜひ、このオープンでゆる~いアカデミーにご参加ください。