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【苦手克服】古文の点の取り方【文章題編】

簡単まとめ

・最初にリード文注釈を読む

設問を読む

助動詞、敬語、主語を見分ける
     
  問題文を読む
     ↓

   問題を解く


初めに

⚠️この記事はある程度助動詞、敬語、単語理解している方向けのものとなっています。

こんにちは、におです。
古文の文章題って単語の暗記をしていてもなかなか点を取れませんよね。

そこで、高校一年生の間古文学年一位の座を守り続けた僕が、文章題の必勝法について教えていきたいと思います。

①最初にリード文、注釈を読む


古文の文章題が出されたときに一番最初にして欲しいことはこれです。
皆さん、リード文と注釈に対して「読む時間がもったいない」とか「別に読まなくても大丈夫でしょ」とか、そう思ってませんか?

大間違いです。

リード文はその文章の時代背景、状況現代語で書いてくれているありがたい文章です。

また、出典なども書いてあるため、その文章が随筆なのか、説話集なのかなどを大まかに知ることもできるのです。


次に注釈ですが、基本的に注釈というものは単語集には載っていないマイナーな単語や人物名などが書かれています。

そこからも内容を知ることは可能なのです。


」の意味として「比叡山延暦寺」と載っていたらそれはおそらく仏教に関する文ですし、「あだなる契り」の意味として「はたされない約束」と載っていたら恋物語、といった感じです。

このように、現代日本語で説明されている部分には結構な数ヒントがあります。
絶対に読むようにしましょう。

②設問を読む


リード、注釈を読み終わったら次はこれです。古文の設問は英語と違って現代語で書かれています。(古語で書かれていたら恐怖ですね。)

これにもさっきと同様ヒントが散らばっているわけです。

最後の問題を見てみてください。
大抵は「この文章の要旨を次のうちから選びなさい」とかなんですよ。
そこを読んだら大体の登場人物とか状況が見えてくるはずです。

しかし注意しなければならない点があります。

それは、『間違っている選択肢がほとんど』ということです。間違った理解をしたまま問題文を読み進めることは大変危険です。先入観が強すぎて正しい読み方ができなくなってしまいます。

ですので、設問に関しては、
「あーなるほどお前ら(設問)のことなんか全く信用してないけど〇〇することだけはわかったわ
程度に考えていただけたらいいと思います。

③助動詞、敬語、主語を見分ける


現代語の文を全て読んだらとうとう古文の世界へ入っていきましょう。

しかし!絶対に内容から入ろうとしないでください!

問題文を見て最初にすること、それは品詞分解です!
品詞分解はこれまでの皆さんの努力の成果を発揮する最高の機会です。

皆さんが覚えた助動詞決まった使い方しかありません。
ですから助動詞に裏切られることは決してないのです!筋肉みたいですね!

最初のうちは助動詞を文の横に書きながら読み進めましょう

そうしているうちにいつの間にか助動詞、敬語を書かなくても”見える”ようになっているはずです。(実際中三の頃は僕も助動詞書きまくってました。)

「助動詞覚えてない」という方は完璧に覚えましょう。話はそこからです


また、助動詞が取れたら、主語をとっていきます。皆さんご存知だと思いますが、主語は「ば、」「を、」「に、」が来たとき変わりやすいです。

ですので、その文字がくるたび「ムムッ」と気づき、スラッシュを入れましょう。本当たまに変わらないときがありますのでその時は柔軟に対応しましょう。


敬語については、リードや設問を読んだり助動詞をとるために問題文を読み進めているうちに登場人物を把握できており、敬語の種類は理解しているはずなので上下関係を意識しつつ「誰が」「誰に」「何をしたのか」を考えましょう。
敬語を暗記していない方は覚えましょう。


【番外編】助動詞の覚え方

助動詞を覚えてない方へ、いい覚え方を伝授しましょう。

それは、「グループ分け」です。それも、「表」ではなく「マップ」という形で行ってください。推量グループや過去完了グループなどに分けるのです。そしたら簡単に覚えられるはずですよ。参考までに↓

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ルーズリーフに書いたやつなので雑です。これは敬語にも使えると思うので応用してみてください。

問題文を読む

さて、文章全部の助動詞を見分けたら、問題文を振り返ってみてください。

きっと、自然と文章が読めるはずです。

単語がわからなくても、和歌の表現がわからなくても、
最初に感じ取った大まかな理解と、助動詞の識別のおかげで
ストーリーがどのように構成されているか、誰から誰に言われた言葉なのか、
はっきりわかるはずです。

ストーリーが理解できたら和歌を読みましょう。ない場合は設問を解きましょう。
前後の文や読み手の心情を心の片隅に置きつつ、掛詞などを根気よく探します。
(掛詞も縁語もないクソみたいな和歌もありますがそれはラッキーと思って流しましょう。)

問題を解く

さあ文章を丸裸にできたところでようやく問題を解いていきましょう。
これまでなんのことだかわからなかった問題たち。
しかしここまでのプロセスをしっかり踏んできた進化した皆さんが読むと…?

なんということでしょう!そこに書いているものはめちゃくちゃ簡単な問題ばかりではありませんか!「〜とはどういうことか」ですって!?そんなものあそこに書いてありましてよ!

…となります。この方法を守って問題に挑むと本当に簡単に解けるはずなのでこれ以上言うことはないです。

注意することといえば、
現代語訳問題はできる限り厳密に書く」
「注釈のついた言葉を、『説明せよ』系の問題の中で使いたかったら注釈通りの書き方をする」くらいですね。
強意プラス推量の形が来たら絶対に横着せず「きっと、〜だろう」の形で書きましょう。

まとめ

いかがでしたか?きっとこの方法で問題を解いたことがある人はなかなか少ないのではないかと思います。今高校生の皆さん、時間は十分にあります。新しいことを恐れず、新たな一歩を踏み出し、ともに栄冠を掴み取ろうではありませんか!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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では、良い受験ライフを!

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