街になじむ。
博多二日目。ビジネスホテルで目覚めて、朝食のために昨日歩いた博多駅のあたりを散策すると、すでに身体が街になじんでいることに気づく。
あの道も、あの道も、昨日は目新しかったのに、いまはもうなじみの道になっている。どの目印を記憶したわけでもないのに、身体がもう「知っている」という感じになっているのだ。
宿泊を伴うワークショップなんかでもそう感じるが、寝泊まりすることの効果ってすごい。特にそうしようと思っていなくても、人と人、人と場所との距離が一晩でぐっと縮まってしまう。きっと身体に内蔵されている「適応能力」がここぞとばかりに働くのだろうな。
ちなみに昨晩、僕は演劇の監督になってスタッフをまとめるのに苦心する夢を見た(そんな仕事に就いたことはない)。奥さんは珍しく悪夢をみたらしい。そういうことも土地となじむなにかにつながっていたのかもしれない。
そうそう、今日は一日雨予報だったが、突然、猛烈に降ることはあったものの、傘をさす時間は少なかった。
どす黒い雨雲を空が必死に抑えているようにも見えて、うちの奥さんに気に入られようとしているのかな、なんて思った。
そして夕飯には、鹿児島の黒豚のとんかつを(さっき)食べた。
ごまをすって、そこにとんかつソースを流し込んで食べるのがおいしかった。
このほかにもデパートやいろんなところで、いろんな出来事が起きたのだけれど、多すぎて書ききれない。同じ一日なのに旅行の日って本当に時間がたくさん使えるように感じられてうれしい。
僕はといえば、ひとつ大仕事も終わり、温泉にも入ってすっかり安心しきっている。博多にはあと二日いる。今日もよく寝られそうだ。
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