![奇跡の七月_](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/13306598/rectangle_large_type_2_f04eb311d1bfe6598084206ee388f37e.jpeg?width=1200)
奇跡の七月。
今日で、七月が終わる。
すごい一ヶ月だった。
まず、はじまってすぐの七月二日には、奥さんがくにちゃん(橋本久仁彦さん)を名古屋に呼んだ。
そう言えば、二十一日に石切に行ったときにもそうだったけど、
くにちゃんの場を経験すると、しばらく生きているのがいやになる。
先の記事の中にある『マンタ』という曲も、昨日つくったこれも
なんにもしたくない、ただ漂っていたい、と言っている。
その人が存在して「いる」という絶対的な奇跡。
くにちゃんの場でその素晴らしさに触れたはずなのに、帰ってくると、なにかが足りないと言い出して、ついついなにかを「してしまう」。
そうして起きてくる春の夜の夢のようなものに、四苦八苦している自分を嘆いているのかもしれない。
それでも、四日にはフラっと、何の前触れもなく、杉下ヒトミちゃんが『歌い手冥利』に来てくれて、
とんでもない歌(上の記事の中にあります。ぜひご覧ください!)を披露してくれた上に、メルマガやブログで紹介してくれて『歌い手冥利』にも、なぜか何の告知もしていなかった『作曲事始』にもどっとお申し込みが来た。
あの人は、天女かなにかなのかもしれない。
十五日、海の日には、名古屋の西念寺さんで『みんなのうた』と題して、ライブをして、これもすごかった。
「放熱」と記事には書いたけれど、お互いの温もりで溶け合っていくような時間だった。第二部を用意していたけれど、『あなたのうた』を一曲ずつ紹介していくだけで持ち時間を使い切ってしまった。
それでまた、新たに『あなたのうた』にもお申し込みをいただいて。
先月、宗像大社で「時満ちて、道ひらく」という言葉と出合ったけれど、まさしく満ちて溢れたような状態になった。
仕事を通じて、新しい人ともたくさん出会えた。
遠くブラジルから申し込んでくださった方もいた。
申し込んでくださった皆さんのおかげで「仕事」をさせてもらえた。
それは僕にとって「自分らしくいられること」だった。
とてもいい時間を過ごすことができた。
したくないバイトで時間を埋めずに済んだ。
ものすごくありがたかった。助かった。
いままでにない好調に、戸惑いつつ、うれしかった。
映画もたくさん観た。
参院選や、吉本の話題に強く心を惹かれた。
こうして振り返ってみると、怒涛の一ヶ月だったと思う。
先週ぐらいから息切れして、寝てばかりいたのだけれど「そりゃそうだ」という気もする。
で、いま、八月を迎えるにあたり、また振り出しに戻ったような感じがしている。
今月はできたけれど、来月「サバイブ」できるかはわからない。
再び未知のことが起きなければ、バイト生活だ。
頑張る。けれど、今月起きたことは単に「頑張ったから」起きたことではなかったりもする。
「観念するしかないんだよなあ」
と、諦めにも似た気持ちになる。
でも、奇跡じゃ困るのよね。
ガチに生活という意味でもそうだし、来月も、再来月も、その先も同じようにいきいきと充実して生きていきたい。ずっと。
そう言えば、石切での録音を聴き返していたら、くにちゃんが「最高のことと最低のことは同じものだ」と言っていた。
だとしたら、今月いきいきと充実して生きられたことと、このところ感じていた「生きているのがいやになる」こととは、同じものなのかもしれない。
でも、ちょっと必死に刺激を求めすぎたかな。
ただ、ふわっと「いる」ことが充実、ってあるものね、実際。
いずれにしても、今月起きてくれたこと、出会ってくださった方々に本当に感謝します。ありがとうございました。
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![澤 祐典](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2357127/profile_7c5f980edda2561d7f4d4bdb41245e28.jpg?width=600&crop=1:1,smart)