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父の名はユスリラ。

「ネムリラ」という商品がある。

ベッドが電動で勝手に動いてくれて、赤ちゃんの寝かしつけをするという。サイトには「眠りに誘う、極上スウィング!」とあり、平均の入眠時間は、5分42秒なのだそうだ。

わが家では、この役割を僕と奥さんが(もちろん)人力で行っている。
奥さんは授乳で眠りに誘うことが多いので「極上スウィング!」に対抗する ”揺らし系寝かしつけ師(ユスリラ)” は僕ということになる。

そんなユスリラの僕からすると、平均5分42秒というのはとてつもない数字だ。眠そうな目をしてからでも、だいたい寝るまで 20分くらいはかかるし、それだけ揺すっても寝ないことも多い。

それに最近は体重が増えたから、以前のようにスクワットをがんがんして寝かしつける力業が使いづらくなっている。人間は「極上スウィング!」をするのに足腰の力が必要なのだ。さらに大きくなったらどうしたらいいものか、ちょっと心配している。

それでも、うとうとから目を閉じ、すぅすぅ寝息を立ててくれたときや、座椅子でいっしょに眠るときには、なんとも言えない安らかな気持ちになる。「ああよかった」という安堵感と「寝てくれたー」という達成感。

というわけで、僕は引き続き、ユスリラを続けることになるのだけれど、実はわが家には電動のネムリラが来そうなタイミングがあった。そのときには「電動では寝ないでしょ」「部屋に置くとスペースをとりすぎる」ということで来なかったのだけれど、この記事を書いて、またちょっぴり使ってみたくなった。ほんとに寝るなら、コードレスとか、いいよねー。

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澤 祐典
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