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こころを支える、ひみつのアンセム。

先日のライブ『みんなのうた』で見事な歌声を披露してくださった中島小百合さんが、『あなたのうた』の紹介文を書いてくれました。

***

突然ですが私たちの心には層があって、
ふだん他人に見せるのは表面のほう。

そして大切な想いは、むやみに人目に触れない
奥のほうに隠してあります。

どの層にもその人の「ほんとう」は
含まれているのですが、奥のほうへ行くにつれて
「ほんとう」の純度が高くなっていきます。

ただ、純度の高い想いは
金みたいな性質で。

100%の純金が柔らかすぎて
アクセサリー作りに向かないように、
純度の高い「ほんとう」の想いは
言葉で輪郭をつけて実体化させるには
ちょっとフワフワ過ぎて扱いに困るんです。

しかも、ちょっとした拍子に
見失うことすら、あるのです。ひどい話。

大事にしまい込みすぎて
隠した場所を忘れてしまうこともあります。

もしくは、

その「ほんとう」と
正面から向き合うと、
自分が壊れてしまいそうになるので
見えないふりをしていることもあります。

そう。
すごく大切なものなのに。
見ないふりをするんです。私たち。

澤さんのお仕事「あなたのうた」は、
そんな あなたの「ほんとう」のかけらと
歌という形で出会える、不思議な経験です。

スピリチュアルとは違うんだよなぁ...
あくまでも音楽活動。
誰かとコラボして曲を書く感覚です。

こちらは、ただ、話すだけ。
澤さんは、ただ、聞くだけ。

こちらの心に土足で入って来たり
触れてほしくない傷をつついたりは
決して、しない人です。

でも、その人の言葉をまっすぐ感じて
心に響いたものを丁寧に集めて。

「あれ、こんなの、あるみたいよ?」って(笑)

新しい翼をつけて、
大空へ解き放ってくれる感じです。

こじゃれたカフェのマグカップで見るような
当たり障りない「ほっこりフレーズ」などとは
圧倒的に違う言葉が出てきます。

それが随分トリッキーな旋律とコードに乗って(笑)
ぽーん!と活きの良い音楽が誕生します。

私の「ほんとう」に澤さんが
クリエイティブの翼をつけて
世界に見えるようにしてくれた曲は、

私がずうっと心の中で
消化もできず、捨てもできず
くすぶらせていた、ほんとうの想いを

「はい。これ。」

思いもよらない形に昇華して、
手渡してくれました。

失くしたことにも気づかなかった
大事な大事な忘れ物を、
澤さんが見つけてくれる感じです。

アンセム(賛歌)って言葉が
英語にあるんですが。
その国や人やいろいろなものを
象徴する歌。高らかに誇る歌。です。

澤さんの「あなたのうた」は
私たちの心のアンセムを
作ってくれるんだと思います。

いちばん身近な家族や恋人も知らない
自分だけの「ほんとう」を象徴する
宝物みたいな音楽です。

職人さんにオーダーメイドで
靴を作ってもらったような
シンデレラ感を楽しんでくださいね。
それはもう、運命を感じるほどの(meant to be)
心地よいフィット感です。

ちょっと型破りの、音楽との手のつなぎ方。
ぜひあなたにも、トライしてほしいなあ。

***

「こちらの心に土足で入って来たり
 触れてほしくない傷をつついたりは
 決して、しない人です。」

という一文に、背中をバンと叩かれ、身が引き締まる思いがしました。

そんな小百合さんとおつくりした曲は、こちら。

そして、『あなたのうた』は、第3期募集中。

「いちばん身近な家族や恋人も知らない
 自分だけの「ほんとう」を象徴する
 宝物みたいな音楽です。」

そう言っていただける歌を、これからもお届けできたらと思います。

小百合さん、本当にありがとう。

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澤 祐典
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