進化する仕事。
おととい、昨日の土日で、注文をもらっていた『あなたのうた』
を三曲一気にお渡しした。
一曲目は、オンライン作曲講座の『作曲事始』
の真っ最中に「いま必要なのは『あなたのうた』かも」ということで注文してもらって、できあがったもの。
着手の時には、こんな感じだったのが、
最終的に、こんな曲に仕上がった。
最初の動画に出てきたフレーズも使われているけれど、起伏の激しいこの曲の中に入ると、だいぶ違った印象になった。
二曲目は、軽快なアップテンポのナンバーになった。
披露した後、11月3日のライブ『みんなのうた Ⅳ 〜 導かれし者たち』
で唄いたいとのことで、どんな曲かはその日のお楽しみ。
で、この日に向けて、唄い方などを確認したいという話が出たが、ぼくらの住んでいる場所は、名古屋と東京と離れている。
そこで、ふだんは会場をとってやっている『歌い手冥利』
を試みにオンラインでやってみることにした。
遠隔でどこまで「こう唄いたい」という核心に迫れるか。やってみての発見もかなりありそうで、楽しみである。
そして、昨日お届けした三曲目は、シンプルで明るい歌。
この曲は当初から『「あなたの時間」に起きたこと。』
と同時に申し込んでくださっていたので、これから15分の語り部分の文字起こしをつくり、それをいっしょに読み解いていくことになる。
もしかしたら、その時間によって『あなたのうた』自体が変わるかもしれないなあという予感もあり、これまた楽しみ。
ということで、三つの『あなたのうた』の注文に、ぼくの全仕事が関わることになった。こんなふうに複数の仕事が混ざることもはじめて。
この混ざりながら変化していく感じが、なんだか「進化している」という実感につながっていて気持ちがいい。
で、それもこれも頼んでくださった参加者の方々がいなかったら起き得なかったことで、つくづく、人も仕事も他者がつくるものなんだなあと思う。