江東区長選 5陣営が立候補
木村弥生前区長の辞任に伴う江東区長選は3日に告示され、5陣営が立候補を届け出た。前区長が公職選挙法違反の影響で辞職しただけに各陣営は「クリーンな政治」などを訴える。
立候補を届け出たのは、いずれも無所属の新人で、元都職員の大久保朋果氏(52)=自民、公明、国民、都民ファ推薦=▽元江東区議の酒井菜摘氏(37)=立憲、共産、社民など支持=▽元江東区議の三戸安弥氏(34)▽小児科医の小暮裕之氏(44)=維新推薦=▽元国税庁職員の猪野隆氏(58)――。
木村前区長は、選挙期間中に有料のインターネット広告を配信していたことが発覚。公職選挙法違反に抵触する恐れがあり、10月26日に辞任を発表していた。4月の区長選では、立候補が4陣営だった。
投票は10日午前7時~午後8時、区内57カ所で行われ、即日開票される。また、期日前投票は4日~9日に区内全9カ所で投票可能。入場整理券がなくても選挙人名簿に登録されていれば投票できる。
4月の区長選は約20万人が投票し、2019年の区長選と比較して投票率が約2%増えていた。今回の選挙で投票率がどうなるかも注目される。