江東人情新聞

江東区の情報や魅力を発信するためWEB版の新聞記事を発行をしています。複数人で運営中。江東区情報も募集中です。元記者で地元政治家も執筆してます。 Xは @koutouku_suki

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最近の記事

総合防災訓練実施 猛暑で時期をずらして開催

 区民の防災意識の向上や防災関係機関との協力体制の確認を目的とした総合防災訓練が17日、木場公園で開催された。例年秋口に行われるが、昨今の猛暑対策のため今年から11月に開かれることになった。  防災訓練として①発災初期対応訓練②インフラ等復旧訓練③消火・延焼阻止訓練④普及啓発、展示・体験訓練ーーが実施された。  ①~③には地元消防署や警察、区の職員、民間企業などが参加。初期消火や救出訓練のほか、地元医師会や薬剤師会のメンバーらも参加した救護訓練なども実施された。  展示コーナ

    • 江東区の鳥獣被害はどうなってる?

       ハクビシン、ウミネコ、カラスなどによる被害をよく聞くようになった。江東区の鳥獣対策はどうなっているのか。  10月の決算審査特別委員会(決特)で鳥獣被害の現状について実績が明らかになった。特に深刻なのがハクビシンやアライグマ被害だ。区によると、令和5年度のハクビシンに関する相談は132件、アライグマは42件に上る。実際に生活の被害は41件になったという。一方で、捕獲などの実績は2件にとどまる。区は現地調査や捕獲機設置などを強化して対応しているが、効果をあげているとは言い難い

      • 江東区立幼稚園廃園計画に異論も

          江東区議会第3回定例会で特段議論が白熱したのが改定した区立幼稚園の基本方針についてだ。文教委員会では、区の対応について疑義の声が相次いだが、何が起こっているのか。  区が突如、区立幼稚園を現在の16園から段階的に縮小し、令和10年度以降に7園にすると明らかにしたのは今年8月だった。  区の説明はこうだ。区立幼稚園は昭和55年度の4586人をピークに令和6年度現在は622人までに減少した。共働き世帯の増加などで保育園のニーズが高まる一方で、幼稚園の園児数は急減を続けている。

        • 衆院選酒井氏が再選 大空氏は比例復活

           解散に伴う衆議院議員総選挙が27日に投開票され、立憲民主公認の現職、酒井菜摘氏(38)が2位と1125票差の僅差で再選を果たした。  自民党の政治とカネの問題が指摘される中、野党にとっては大きな追い風になった。特に東京15区では、国会議員2人が連続して逮捕・起訴されるなど自民には有権者の厳しい判断が下った形だ。  酒井氏は、元助産師で、2019年に江東区議に初当選した。2期目途中の昨年12月に江東区長選に立候補するも次点で落選。今年4月の衆院補選にも挑戦し、初当選を果たした

          衆院選あす投開票

           解散に伴う衆議院議員総選挙はあす(27日)、投開票される。最終日となる26日、立候補を届け出た5人が最後の訴えを行い、支持拡大を図る。  立候補を届け出ているのは届け出順に、共産公認の新人、小堤東(35)▼無所属の新人、須藤元気(46)▼立憲民主公認の現職、酒井菜摘(38)▼自民公認の新人、大空幸星(25)=公明推薦=▼無所属の新人、金澤結衣33) ーーの5氏。  候補者の平均年齢は35.6歳。議員が2代続けて政治とカネ問題で逮捕・起訴されたこともあり、多くの陣営が「クリー

          衆院選あす投開票

          第3回定例会が閉会

           江東区議会第3回定例会が21日、閉会した。最終日には昨年度の決算についての討論が行われ、自民系会派などが「各事業が適宜適切に執行されている。今後の展開について課題や方向性を共有できた」などと賛成討論を行い、共産や立憲系会派などは基金が増加したことから「ため込み型決算だ」などと反対した。採決の結果、賛成多数で承認された。第4回定例会は11月27日から開会予定。  議会開会中に解散による衆議院議員選挙が公示された。本会議最終日が23日から21日に前倒しとなるなど一部日程が変更さ

          第3回定例会が閉会

          衆院選公示 5人が立候補

           衆議院の解散に伴う衆議院議員選挙が15日、公示された。江東区内全域が選挙区となる東京15区には、5人が立候補し、12日間にわたる選挙を戦う。投開票日は27日。  全国で衆議院議員選挙の区割りが見直されたが、東京15区に変化はなかった。江東区内での選挙はこの1年で4度目。立候補を届け出たのは、届け出順に、共産公認の新人、小堤東(35)▼無所属の新人、須藤元気(46)▼立憲民主公認の現職、酒井菜摘(38)▼自民公認の新人、大空幸星(25)=公明推薦=▼無所属の新人、金澤結衣(3

          衆院選公示 5人が立候補

          決算で質疑 区の回答は?

           江東区議会第3回定例会では、昨年度の決算に関する審査(決特)が行われた。決特は、前年度の事業について自由に質疑ができ、質疑内容は来年度の予算にも影響するとされる。主な質問と回答をまとめた。【井川諒太郎】         【文化観光ガイド事業】  文化観光ガイドは所定の養成カリキュラムを修了した区民を中心とするメンバーで構成され、区内各地でガイドを行うボランティア団体だ。       Q、在籍人数や実績は。 A、9月末現在、130人が在籍し、令和5年度実績で1786人を案内し

          決算で質疑 区の回答は?

          スポーツと人情が熱いまちは本当? 一般質問

           「スポーツと人情が熱いまち」が江東区のブランドコンセプトだ。一方で、急速に発展を遂げる江東区にとってこれらを維持するのは容易ではない。区議会定例会の一般質問でこの点を問いただした。【井川諒太郎】  人情のまちと言われて久しい江東区。人口が54万人を超えるなど臨海部を中心に発展を遂げ、隣近所の顔も知らない人も増えている。  地域コミュニティの出番だが、その核となる町会・自治会の元気もなくなっている。この点を聞くと「少子高齢化の進行やコロナ禍等により地域コミュニティの希薄化が進

          スポーツと人情が熱いまちは本当? 一般質問

          第3回定例会が開会 補正予算審議

           江東区議会の第3回定例会が19日、開会し計170億円の補正予算案が提出された。今後適正かどうかの審議が行われる。昨年度の決算に関する特別委員会も開かれる。大久保朋果区長は「迅速に社会情勢をとらえ、さらなる補正予算を編成した」と述べた。主な補正予算の中身をまとめた。 【子育て・教育】  こども食堂の支援をさらに拡充。区と子ども食堂の連携を強化で子どもや家庭の支援を行っていく。また、低所得者世帯などの一時預かり事業の負担軽減策を実施することで家庭を応援していく。  働く人たちへ

          第3回定例会が開会 補正予算審議

          「書かない窓口」を視察 北海道北見市(りょうたろうがゆく)

           区役所の窓口に行くと、とにかく書類が多く待ち時間も長いーー。こう感じた人も多いのではないか。デジタル・DX化が進んでいる時代、こうした課題解決に取り組んでいる自治体が北海道にあった。  「あなたの街でも『書かないワンストップ窓口』を導入してみませんか」。2022年9月、河野太郎デジタル大臣(当時)がデジタル庁の書き込みを引用する形でツイッター(現X)で市の取り組みを紹介した。それが 北海道東部に位置しオホーツク海に面する北見市の取り組みだ。    実際に書かない窓口の手続を

          「書かない窓口」を視察 北海道北見市(りょうたろうがゆく)

          避難所運営に課題も 区の取り組みは

           1月1日に発災した能登半島地震を始め、大型台風の発生など2024年も各地で災害が発生している。これから台風シーズンを迎える中、緊張感はさらに高まる。人口が多い江東区での課題の一つが避難所運営。その中で、新たな取り組みも始めている。  6月、近年多発している集中豪雨による都市型水害に備えるため、水防訓練が木場公園で実施された。江東区、消防署、消防団および関係機関が連携 し、土のうの組み方や救助の手順などを確認。新型コロナウイルス感染拡大などで途絶えていた本格的訓練が行われた。

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          「縁結び」で町おこし 出雲市を取材(りょうたろうがゆく)

           縁結びで町おこしをーー。こんな奇抜な事業を展開しているのが縁結びで有名な出雲市だ。ぜひ話を聞いてみたいと視察に訪れた。  縁結びの神として知られる出雲大社を持つ出雲市。ご利益にあやかろうと毎年多くの観光客らが訪れる。人口は約17万人ほどで、外国人人口が増加していることもあり人口・世帯数は増加傾向にある島根県内でも有数の都市だ。  圧倒的な知名度を持つ出雲市が取り組んでいるのが縁結びデジタルプロモーション事業だ。婚活事業?と思って聞いてみるとそうではなく、移住・観光促進政策と

          「縁結び」で町おこし 出雲市を取材(りょうたろうがゆく)

          神輿は盛況も神社は苦境?

           「わっしょい、わっしょい」。新型コロナウイルス感染拡大の影響で6年ぶりの開催となった深川神明宮(森下)の例大祭。うだる暑さの中、掛け声とともに街中を神輿が通過した。12町会が参加する待ちに待った神輿に参加者からは「久しぶりにまちが一体となった」と喜びの声が上がった。  新型コロナも落ちつき、日常を取り戻し始めている。今年は富岡八幡宮で子どもがお神輿を担ぐ「子供神輿連合渡御」や、亀戸の香取神社など各地の神社で例大祭が開かれ、参加者でにぎわった。  一方で、祭りの主役である神社

          神輿は盛況も神社は苦境?

          戦後79年 平和を祈り

           8月15日に戦後79年を迎え、各地で追悼行事などが開かれた。ウクライナ戦争やガザ進行などが続く中、平和の大切さをあらためてかみしめた。  東京大空襲の犠牲者の遺骨が納められている東京都慰霊堂(墨田区)。空襲で10万人以上が亡くなったとされ、江東区内で亡くなった多くの住民の遺骨も祀られている。この日は多くの人が手を合わせに訪れ、平和への祈りをささげた。  戦後から79年が経ったが、ロシアとウクライナや、イスラエルとパレスチナとの争いは止む気配がない。こうした中で、あらためて平

          戦後79年 平和を祈り

          脱炭素政策先進地・鳥取市を取材(りょうたろうがゆく)

           今年の夏も猛暑が続く。地球温暖化は年々深刻化し、国、地方を挙げてのカーボンニュートラルの取り組みが重要になっている。江東区でも取り組みを進めているが、先進的な事例を学ぶため脱炭素先行地域にも選ばれている鳥取市を訪れた。  鳥取市は人口約18万人で江東区の半分以下だが、面積は18倍と広大な土地を持つ。有名な砂丘には毎年多くの観光客が訪れる。  鳥取市は国の脱炭素社会実現の声明に合わせ、22年に「2050年ゼロカーボンシティ宣言」を表明。官民連携の取り組みが評価され、同年には内

          脱炭素政策先進地・鳥取市を取材(りょうたろうがゆく)